検索
ニュース

エプソン、液晶モニタを大型化したカラリオミー「E-720」など3機種発表小顔+美白補正に対応

セイコーエプソンは、小型フォトプリンタ「E-720」「E-520」「E-300L」を発表。上位2モデルは液晶モニタを大型化し、小顔+美白補正機能を追加した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 セイコーエプソンは8月28日、小型フォトプリンタ「カラリオミー」シリーズの新製品「E-720」「E-520」「E-300L」を発表した。いずれも9月6日から発売する。価格はオープン、予想実売価格はE-720が3万円前後、E-520が2万円台前半、E-300Lが1万円台半ばだ。

E-720

 E-720は、2006年9月に発表された「E-700」の後継となるハイエンドモデル。DVD/CDコンボドライブを備え、DVD/CDメディア内の画像をプリントしたり、PCレスでメモリカード内の画像をCD-R/RWメディアに記録できる。ドライブはE-700のトレイ式からスロットローディング式に変更されたが、これは初心者の扱いやすさを配慮した結果という。

 また、TVとの接続用にコンポジットビデオ出力も搭載している。これにより、TVと接続して、付属のリモコンによるプリンタの操作やスライドショーが可能だ。メモリカードスロットはCF Type II、SDHC/SDメモリーカード/MMC、メモリースティックPRO、xDピクチャーカードが利用できる。

 液晶モニタは、E-700の2.5インチから3.6インチに大型化することで視認性を向上。メニュー構成と操作ボタンも大型の液晶モニタに合わせて変更されている。6面(1アップ+5サムネイル)表示に対応したほか、文字も大きく表示されるようになった。初心者向けのヘルプメニューも追加されている。

 5サイズのインク滴を打ち分ける「Advanced-MSDT」によるプリントエンジンと染料4色一体型のインクカートリッジは従来通りだが、インク滴のチューニングなどによって印刷速度を高速化。L版1枚の印刷速度を5秒短縮し、30秒とした。L判1枚のランニングコストは約15.3円だ。最高解像度は5760×1440dpi、用紙サイズはカード、L判、ハイビジョン、ハガキ、KGに対応する。

 機能面では、新たに画像補正機能の「ナチュラルフェイス」を搭載。これは、輪郭を自動検出してあごの周辺をスリムに見せる「小顔補正」と肌の白さを調整する「美白補正」を同時に適用するもの。効果の適用レベルが異なる9枚の画像を並べたフェイスシートをプリントし、そこから好みの画像を番号で指定してプリントする。

 インタフェースはUSB 2.0とIrDA(ver.1.3)を標準装備。オプションでBluetoothによるワイヤレスプリントや、バッテリー駆動が行える。ボディのカラーは、シルバーとブラックのツートーンカラーを採用する。本体サイズは、215(幅)×165(奥行き)×178(高さ)ミリ、重量は約3キロ。

左からE-520、E-300L

 E-520は、「E-700」の後継となるミドルレンジモデル。E-720からDVD/CDコンボドライブとコンポジットビデオ出力を省き、カラーリングを変更した製品となっている。それ以外のスペックは、E-720と同等だ。本体サイズは215(幅)×165(奥行き)×149(高さ)ミリ、重量は約2.4キロ。

 E-300Lは、「E-300」の後継となるエントリーモデル。E-300のマイナーチェンジモデルで、カバー部分の色をラベンダーカラーに変更したものだ。こちらは初心者向けのヘルプ機能やナチュラルフェイスに対応しない。本体サイズは215(幅)×165(奥行き)×149(高さ)ミリ、重量は約2.4キロ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る