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WiMAXとMoorestownで広がるモバイルデバイスの行動圏:Intel Developer Forum 2007(1/3 ページ)
IDF 2007の2日めは「モバイル・デイ」がテーマだった。ここでは、ノートPC、UMPC、新しいカテゴリの小型デバイス、そしてWiMAXに関するIntelの発言をまとめていく。
性能アップで消費電力ダウンがモバイル永遠の目標
すでに、ポール・オッテリーニ氏の基調講演の中で紹介されているが、2008年にはSanta Rosaに続くモバイル・プラットフォーム「Montevina」(開発コード名)が登場する。MontevinaとSanta Rosaの典型的な相違は主に、
- WiMAXの標準サポート
- HD動画の再生支援
- 消費電力目標を25ワットまで抑える
の3点が挙げられる。
ここで注目しておきたいのが、通信機能やメディア再生機能をより強力にしながらも、バッテリー駆動時間を延ばす工夫も施されるといった“両面作戦”を展開している点だ。Santa Rosa世代のプラットフォームで消費電力が35ワットだったことがノートPCの開発者を悩ませていただけに、今回明らかにされたMantevinaの特徴はモバイルノートPCのユーザーにとって朗報となるだろう。
消費電力削減の試みは、まずCPUに見られる。Penryn(開発コード名)世代のCPUでは、例えば、アイドル時にキャッシュへ流れる電力をカットしてしまうなどの、システムブロックごとの電力制御をより強化することで、従来比最大40%の消費電力削減に成功しているという。こうしたピーク動作時以外の電力消費を極限まで抑え込むことで、バッテリー駆動時間を少しずつ延ばすように工夫されている。
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