レビュー
もうPremiere Proの廉価版とは呼ばせない――「Premiere Elements 4」を試す:BD記録やYouTubeに対応(4/4 ページ)
アドビシステムズの「Premiere Elements 4」は、見た目と操作系を大幅に変更。初心者でも扱いやすい個人向けビデオ編集ソフトに進化した。
「安く買えるPremiere」から脱したビデオ編集ソフトに進化
最後になったが、動作の快適さについても触れておこう。HDVの映像は、中継ファイルや別ファイルでの編集などを行わず、ネイティブ編集で対応しているのだが、今回試したマシンでは、コマ落ちなしのプレビューまでは無理だったものの、カット編集であれば強いストレスを感じることなく行えた。
一方、1920×1080ドットのH.264で保存した映像を、別のプロジェクトで読み込み直してみると、さすがにこちらはプレビューもままならなかった。とはいえ、これはコーデック自体がPCに与える負荷の高さに起因するものだろう。
Premiere Elements 4は、よくも悪くも「安く買えるPremiere」という色合いが薄められた一方で、初心者への配慮が随所に見られ、ビデオ編集ソフトをあまり利用しない層も積極的に取り込もうという明確な意図が感じられる製品だ。ちょうど同じタイミングで、コーレルから似た機能を備えたライバル製品「Ulead VideoStudio 11 Plus」が投入されるが、Premiere Elements 4にはPhotoshop Elements 4との連携など、アドビ製品ならではの機能も盛り込まれている。
現時点でのHDビデオカメラへの対応状況を見ると、無条件でおすすめできない部分もあるが、撮りためた静止画やビデオテープをショートムービーにまとめてWebで共有、といった楽しみ方を提案しているという意味では、検討の価値がある1本だ。
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