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エルゴソフトがソフトウェア事業から撤退:さよなら「egword」
まだ日本語が使えなかったLisaや初代Mac用のワープロとしていち早く「EGWord」を投入し、Macとともに歩んできたエルゴソフトの歴史が幕を閉じる。
エルゴソフトは1月28日、パッケージソフト事業から撤退すると発表した。
これにあわせて日本語ワープロ「egword Universal 2」と「egword Universal 2 solo」、および日本語入力システム「egbridge Universal 2」の販売も終了。同社の基幹事業であるソフトウェア開発と全製品の販売が終了したことで、「事実上の廃業」(同社)となる。
エルゴソフトは、Macが誕生した1984年に設立され、同年に最古のMac向け日本語ワープロ「EGWord 1.0」リリースしたことで知られる老舗ソフトウェアメーカー。同社は今回の決定について、「市場が厳しいということもあり事業を撤退することになったが、(Macintoshの誕生から)24年間、我々としては使命をやり遂げたと思う」とコメントしている。
なお、オンラインユーザーサポートは2009年の1月31日まで継続する。
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