米Hewlett-Packard(HP)は4月8日、500ドルを切る価格のフル機能ミニノートPCを発表した。
この「HP 2133 Mini-Note PC」は教育市場向けで、学生が学校でも自宅でも使えるよう設計したとしている。重さは1.19キロから。
2133は傷がつきにくい8.9インチWXGAディスプレイ、フルキーボードとタッチパッドを備え、キーボードには特殊コーティングでキー印字を保護する「HP DuraKeys」を採用している。内蔵の3D加速度計チップを使って、突然の動きや衝撃が加わったときにHDDに停止信号を送る「HP 3D DriveGuard」も組み込んでいる。
Wi-Fiネットワークに接続可能で、オプションでBluetooth接続機能を加えることも可能。Webカムを搭載しており、WebカンファレンスやビデオIMが可能。バッテリーは3セルの軽量版が標準だが、オプションで持続時間が長めの6セル版を選べる。
またオプションで、Absolute Softwareのセキュリティサービスの「Computrace」が提供される。これは、PCが盗まれたり紛失した際の追跡やデータの保護に役立つという。
OSはSUSE Linux、Windows Vistaなどから選択可能。メモリは512Mバイトまたは1Gバイト。Express Card/54スロットを1基備える。最も安い構成は、SUSE Linux、512Mバイトメモリ、4GバイトSDD搭載で499ドル。4月15日に発売の予定だ。
HPはこの日、教育者のためのオンラインコミュニティー「Teacher Experience Exchange」をMicrosoftとともに開設したことも明らかにした。教師が議論したり、学んだりするためのワンストップリソースを目指すという。
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