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インテルか、AMDか――自作ビギナーに人気のマザーはどれ?:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
春は自作PCに初挑戦するユーザーが多い時期。新製品を取材しながら、秋葉原の各ショップにビギナーおすすめのマザーボードを聞いてみた。
「閉店前日までは新製品の入荷を止めない」――USER'S SIDE秋葉原本店
4月15日に閉店するUSER'S SIDE秋葉原本店だが、前ページのロジクール「diNovo Mini」を入荷するなど、現在も新製品の投入を続けている。「閉店特価の製品ばかりが目立ちますが、最後まで通常営業を続けます」(同ショップ)という。
とはいえ、在庫一掃の特価セールを4月初旬から続けているため、店内はやや寒々しい印象になっている。レジ前のショーケースにも空きが目立ち、いくつかの棚は撤去されて床にジャンク品を詰めた段ボールを並べられるなど、最後の時が迫っていることを物語る光景が広がっていた。
それでも、客足は衰えておらず、水冷パーツや特殊な入力デバイスを探すユーザーを多数見かけた。なかでも人口密度が高かったのは、入り口すぐのデモ機コーナーだ。店員さんは「最終日の15日に、当店の展示マシン10台をオークション形式で販売します。すでに入札を受け付けていますから、真剣に品定めしている人が多いのでしょう」と語った。
SLIを構築したゲーミングマシンが一番人気となっていた。金曜日の時点で7万5000円だった(写真=左)。ほかのデモマシンも念入りにチェックするユーザーが多かった(写真=中央)。最後の大イベントを知らせる立て看板(写真=右)
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