BD-ROMドライブの標準搭載やデザインを強化――日本HP「HP Pavilion Notebook PC」 :2008年PC夏モデル
日本HPの個人向けノートPCがラインアップを一新。BD-ROMドライブ搭載モデルの増加など基本性能の強化が見どころだ
春モデルからのマイナーバージョンアップが大半を占める
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の個人向けノートPC「HP Pavilion Notebook PC」シリーズがフルモデルチェンジし、夏モデルが登場した。ラインアップは、先行して発表された「dv3000/CT」と限定モデル「dv2800/CT Artist Edition」に加え、17インチワイド液晶ディスプレイを採用した「dv9800/CT」、15.4インチワイド液晶ディスプレイの「dv6800/CT」、14.1インチワイド液晶ディスプレイ搭載の「dv2805/CT」、12.1インチワイドのタブレット液晶を備えた「tx2105/CT」で構成される。
新シリーズの投入などはないが、全モデルのOSがService Pack 1適用済みとなり、一部のモデルで64ビット版Windows Vista Ultimateが選択可能になったほか、春モデル登場時に比べて価格が引き下げられている(一部のモデルを除く)のが夏モデルの特徴だ。
最上位モデルとなるdv9800/CTでは、全モデルで45ナノメートルプロセスのCPUとBD-ROMの再生に対応したDVDスーパーマルチドライブを採用し、OSに64ビット版Windows Vista Ultimateが選べるようになった。Core 2 Duo T8100(2.1GHz)を搭載した最小構成モデルの価格は13万9860円(直販のHP Directplus価格)だ。
ミドルレンジのdv6800/CTは、従来は特別モデルだったZEN-designの「雪景(sekkei)」が追加され、雫(shizuku)と芽生え(mebae)の計3種類から選択できるようになった。Celeron 540(1.86GHz)搭載の最小構成モデルなら7万9800円となる。
低価格なタブレットPCがさらに値下げ
一方、タブレット機能を内蔵した12.1インチワイド液晶ディスプレイ搭載機「tx2105/CT」は、IEEE802.11g/b準拠の無線LANカードが選べるようになり(春モデルはIEEE802.11n/a/g/b準拠の無線LANカードのみだった)、最小構成時の価格は9万2400円に引き下げられた。また、オプションで「ノートブックスタンド」(3150円)が用意された。このスタンドは、タブレットスタイルでの利用を前提としたもので、USBハブなどの機能は持たず、下部左右にタブレットペンを差し込む口が用意されている。
14.1インチワイド液晶ディスプレイ採用の「dv2805/CT」は、Mobile Sempron 3600+(2.0GHz)を搭載した最小構成モデルで6万4890円と、春モデル登場時より価格がダウンしている。
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