リコーから低価格なA4カラーレーザー複合機が登場:実売10万円
リコーは、A4カラー複合機「IPSiO SP C221SF」を5月16日より発売する。クラス最小のボディに4連タンデムエンジンを搭載し、カラー/モノクロ20ppmのプリント速度を実現した。
リコーは5月8日、A4カラー複合機の新モデル「IPSiO SP C221SF」(以下、C221SF)を発表、5月16日より発売する。価格はオープンで、実売は10万円前後。
C221SFは、プリンタ/スキャナ/ファックス/コピー機能を搭載したオールインワンタイプのレーザープリンタ。2006年に発売された「IPSiO SP C210SF」の後継機にあたり、「iPSiO SP C220」で採用した新開発の水平4連タンデムエンジンをベースとすることで、プリント速度をカラー/モノクロともに20ppm(ファーストプリント14秒)まで向上したのが特徴だ。
C220に原稿台を載せたようなボディは、420(幅)×493(奥行き)×476(高さ)ミリ(容量96.6リットル)と、容量112.5リットルのC210SFに比べて大幅に小型化した。特にボディの高さが534ミリから476ミリへと小さくなっているが、これは机の上などに設置した場合でも原稿台を上げやすくしてほしいというユーザーの声を反映させた結果だという。また、紙づまりやトナー交換などのメンテナンスは、前面もしくは上面から行える構造になっている。なお、トナーと感光体ドラムを一体型にしたカートリッジの価格は、カラーが8500円、モノクロが7100円。ランニングコストは、カラーが16.42円/枚、モノクロが3.67円/枚だ。
このほか、実売10万円前後の価格ながら、9600dpi×600dpiの高画質モードや同社のハイエンドモデルに採用されている自動画像調整技術の搭載、自動両面印刷の標準装備など見どころは多い。
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