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これぞ正統なPDA――「HP iPAQ 212 Enterprise Handheld」を試すエンプラだけではもったいない!?(2/2 ページ)

エントリー向けの「iPAQ 112」に続いて登場した、上位モデルの「iPAQ 212」。PDAならではの使い勝手をチェックしよう。

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Office MobileだけでなくOneNote Mobileもバンドル

OneNote Mobile

 搭載するOSは、Windows Mobile 6 Classic 日本語版だ。めずらしいのはOffice Mobile(Excel Mobile、Word Mobile、PowerPoint Mobile、Outlook Mobile)に加えて、OneNote Mobileがバンドルされていることだろう。PC上でOneNoteを使っているユーザーにはうれしい追加ソフトウェアかもしれない。

 このiPAQ 212は、hx4700以来のVGA液晶搭載iPAQだ。以前であればもっと話題になったのだろうが、Windows Mobile搭載機のメインストリームがスマートフォンに移ってしまったこと、同社の直販チャネル「HP Directplus」で5万2500円と、競合する価格帯にEee PCに代表されるミニノートPCが登場したこと(先日、日本HPも下位モデルが5万8000円のHP 2133 Mini-Note PCを発表した)で、位置づけが微妙になってしまった。特に個人ユーザーの多くは、すでにスマートフォンへ移ってしまったのかもしれない(記事掲載当初、HP Directplusの価格が間違っていました。おわびして訂正いたします)。

 しかし拡張性に富むiPAQ 212が、企業向けのソリューションとして、高い潜在能力を持っていることは間違いない。ポケットやカバンからすぐに出して利用でき、いつでも電源スイッチをオフにできる利便性、軽量かつ小型でバッテリー駆動時間が長いことなど、PCでは代替できない特徴も持つ。個人ユーザーなら気になるiPAQ 112との2万円の価格差も、企業ユーザーであればVGA画面が必要なら本機、必ずしも不可欠でなければiPAQ 112と明快な答えが出るのではないだろうか。

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