Atom搭載「LOOX U」の進化ぶりを写真でじっくり解説する:富士通謹製UMPC再び(2/3 ページ)
富士通のコンバーチブル型UMPC「FMV-BIBLO LOOX U」は、Atom搭載機でもNetbookとは一味も二味も違う。新旧比較を交えつつ、写真とともにじっくりチェックする。
自由なスタイルで使える独特のボディは健在
液晶ディスプレイを反転させてタブレットPCのスタイルで利用できるのは、前モデルから継承したLOOX Uの大きな特徴だ。液晶ディスプレイのヒンジ左右にポインティングデバイスを設けたデザインは、机上に本体を置いて両手のすべての指でキー入力しつつ、マウスカーソルを動かすといった作業は少し面倒だが、両手で本体を抱えて操作する場合は便利に扱える。
タッチパネル式の液晶ディスプレイは、付属のスタイラスや指で直接画面に触れて操作することが可能だ。その場合、片手で本体を支え、片手で画面に触れるスタイルになる。スタイラスを使った手書き入力機能については、予測変換機能を持つ手書き入力補助ソフト「らくらく手書き入力」が搭載され、より使いやすくなった。ソフトウェアキーボードを利用した文字入力も行える。
バッテリー性能や拡張性はどうなっている?
Centrino Atomの採用やバッテリーパックの増量などにより、バッテリー駆動時間も強化された。標準バッテリーでの駆動時間は約1.5時間増の約5.3時間、別売のバッテリーパックLでの駆動時間は約3.4時間増の約11.1時間をうたう。これらの数値はJEITA測定法1.0による公称値なので、実際に利用する際のバッテリー駆動時間はもっと短くなるだろうが、ここまで小型軽量のノートPCとしては十分なスタミナといえる。
本体の拡張性については、USB 2.0が1基しかない点は物足りないが、TypeIIのCFカードスロットとSDメモリーカードスロット(SDHC対応)、有効約130万画素のWebカメラ、指紋センサといった機能を持つ。前モデルと同様、製品には有線LANとアナログRGB出力を接続する変換ケーブルが付属する。ちなみに、Webカメラは新モデルで追加された機能だ。
ネットワーク機能はIEEE802.11nとBluetoothを新たに標準搭載した。100BASE-TXの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n(11nはドラフト2.0)の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを備えるほか、WEB MART直販モデルでは無線WANモジュール(NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDに対応)の内蔵が可能だ。WEB MART直販モデルではFMトランスミッターが搭載され、無線WANモジュールと排他でワンセグチューナーを内蔵することもできる。
WEB MARTではスタンド型の専用ポートリプリケータ(1万500円)も用意されている。ポートリプリケータには4基のUSB 2.0、アナログRGB出力、有線LANのポートが内蔵されており、机上で使う機会が多いならば、標準で添付される有線LAN/アナログRGB出力用の変換ケーブルよりもこちらを使ったほうが便利だ。
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