全モデルでデュアルコアCPUを採用しボードPCも一新――NECがPC秋冬モデルを大量投入:2008年PC秋冬モデル(1/2 ページ)
NECはLaVie、VALUESTAR、VALUESTAR Luiモデルの2008年秋冬モデルを発表し、全7シリーズ22モデルを9月上旬から順次出荷する。
LaVieシリーズの特徴
ラインアップ
- 新シリーズの追加は見送り
- 最上位モデルのLaVie CがフルモデルチェンジしCentrino2に対応
ハードウェア
- 全モデルでデュアルコアCPUと2Gバイトのメインメモリを搭載
- 半数のモデルにIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN機能を内蔵
- LaVie Cがアスペクト比16:9の16型ワイド光沢液晶ディスプレイを採用
- LaVie Cが高画質化機能「彩りプラス」を搭載
- LaVie Jが全モデルにハードディスクセーバーを搭載
- 内蔵Webカメラがマクロフォーカス機能を搭載
ソフトウェア
- 全モデルのOSにWindows Vista Home Premium(SP1)を採用
- LaVie JにWindows Vista Business搭載のビジネス向けモデルが登場
- SmartPhotoが「顔見てサーチ」機能を搭載
VALUESTARシリーズの特徴
ラインアップ
- ボードPCのVALUESTAR Nがフルモデルチェンジしラインアップを拡充
- 拡張性を重視したVALUESTAR Mシリーズを追加
- LuiシリーズにVALUESTAR R Luiモデル マイクロタワータイプが追加投入
- LuiシリーズのVALUESTAR R Luiモデル スリムタワータイプは継続販売
ハードウェア
- 全モデルでデュアルコアCPUと2Gバイトのメインメモリを搭載
- VALUESTAR Wが地上/BS/100度CSデジタル対応のダブルテレビチューナーを内蔵
- ボードPCのVALUESTAR Nがフルモデルチェンジし液晶ディスプレイを大型化
- セパレート型PCのVALUESTAR LシリーズでクアッドコアCPUを搭載
- 付属キーボードにECOボタンを新設
ソフトウェア
- 全モデルでOSにWindows Vista Home Premium(SP1)を採用
- 地上デジタル番組の簡易編集に対応
- VALUESTAR NのテレビモデルがDTCP-IPの配信/受信に対応
- 全モデルがDLNAに対応
- SmartPhotoが「顔見てサーチ」機能を搭載
全モデルでデュアルコアCPUと2Gバイトメモリを搭載
NECは9月2日、個人向けPC「LaVie/VALUESTAR」シリーズのラインアップを一新した。店頭向けのほか、直販の「NEC Direct」でも新モデルは展開され、9月上旬から順次出荷が始まる。先行して投入した「LaVie N」と「LaVie L アドバンストタイプ」、「LaVie L スタンダードタイプ」とあわせて、2008年秋冬モデルのラインアップが完成する。
ノートPCの秋冬モデルは、一足先に発売されたLeVie NとLaVie Lのほか、フラッグシップモデルの「LaVie C」シリーズが2モデル、モバイルPCの「LaVie J」シリーズが4モデルが登場する。
デスクトップPCはフルモデルチェンジを果たしたボードPCの「VALUESTAR N」が8モデル、水冷システムを内蔵した静音PC「VALUESTAR W」が3モデル、セパレート型の「VALUESTAR L」が2モデル登場する。さらに今回から、液晶ディスプレイやOffice Personal 2007が付属しないシンプルPCの「VALUESTAR M」が1モデル追加され、新ソリューション「Lui」シリーズにも拡張性に富んだ「VALUESTAR R Luiモデル マイクロタワータイプ」が1モデル加わった。
これらにより、既存モデルをあわせてすべてのモデルのCPUがデュアルコア対応になり、メインメモリも標準で2Gバイトになった。また、店頭向けモデルのほかに、直販の「NEC Direct」ではCPUやOS、メモリやHDD、テレビ機能の有無などが選べる「VALUESTAR G」「LaVie G」シリーズが用意されている。
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ボードPCのフルモデルチェンジやシンプルPCの新登場が目玉のVALUESTARシリーズ
注目は、スリム液晶一体型PCの「VALUESTAR N」のフルモデルチェンジだ。昨今、デスクトップPCは液晶一体型の比重が高くなっているが、中でも省スペース性に優れたモデルとして人気なのがボードPCといわれるスリムタイプの液晶一体型PCだ。NECでは「VALUESTAR N」シリーズがその役割を担っていたが、秋冬モデルでは液晶ディスプレイの大型化にあわせてボディデザインを一新し、カラーバリエーションの展開を開始した。
上位モデルは17型から19型ワイド光沢液晶ディスプレイ(1440×900ドット)、下位モデルも15.4型から16型ワイド光沢液晶ディスプレイ(1366×768ドット)にサイズアップしたのが特徴だ。それぞれ地上デジタル/地上アナログテレビチューナーの有無と、ファインブラックおよびピュアホワイトのカラバリが用意され、計8モデルでの展開となる。
シンプルPC「ValueOne」の流れをくむ「VALUESTAR M」が加わったのも秋冬モデルのトピックだ。液晶ディスプレイやOffice Personal 2007を省いたPC本体のみのモデルで、5基の3.5インチベイ、2基の5インチベイと豊富な拡張性を備えている。また、VALUESTAR MをベースにPCリモーターサーバボードを組み込んだ「VALUESTAR R Luiモデル マイクロタワータイプ」も追加される。こちらには1440×900ドット表示対応の19型ワイド光沢液晶ディスプレイとOffice Personal 2007が付属する。
水冷PCの「VALUESTAR W」シリーズは、全モデルで地上/BS/110度CSの3波デジタル放送に対応したダブルチューナーを新たに搭載して、裏番組録画に対応した。セパレート型の「VALUESTAR L」では、スタンダードタイプがクアッドコアCPUを実装し、スリムタイプは標準で2Gバイトのメモリを備え、CPUも高速化している。
フラッグシップのLaVie Cがラインアップを一新したLaVieシリーズ
ノートPCのLaVieシリーズでは、最上位モデルである「LaVie C」がフルモデルチェンジし、アスペクト比16:9の16型ワイド光沢液晶ディスプレイを新たに搭載した。専用チップの搭載により画質改善機能の「彩りプラス」を提供するほか、ヘアライン加工を施したワンタッチボタンや粒子を混合したパームレストなど、見た目にもこだわっているのがポイントだ。
一方、モバイルPCの「LaVie J」はOSにWindows Vista Business(SP1)、オフィススイートにOffice Personal 2007(SP1)+PowerPoint 2007(SP1)をプリインストールしたビジネス仕様モデルが加わった。
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