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“自作の次”の道を何本も示した「DIY PC Expo Autumn」古田雄介のアキバPickUp!(2/2 ページ)

自作PCパーツなどの最新製品を一堂に会した「DIY PC Expo Autumn」が開催され、大勢のユーザーがつめかけた。不景気なニュースを吹き飛ばす、威勢のいいパーツを紹介していこう。

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「予想以上に初心者の方が訪れて、驚いています」――今後の自作PCの可能性

シーゲイトのブース

 新製品以外で注目を集めていたのは、シーゲイトのブースだ。ブース全体を「HDDの歴史を振り返る」というテーマで構成し、HDDの解体したパーツを触れる状態で公開したほか、1970年代に製造された14インチディスクや、5インチベイサイズのドライブなどを惜しげもなく並べていた。HDDの中身に触れられる貴重な機会とあって、長時間滞在するユーザーが多かったようだ。

解体したHDDに触れられるコーナー。ディスクには多数の指紋がついていた(写真=左)。14インチディスク(写真=中央)。HDDの構造を実物で立体的に表現したコーナー(写真=右)

 奥のブースでは、協賛メーカーのセミナーを実施。取材日の2日には、マイクロソフトやNVIDIA、シーゲイト、AMDなどが最新情報などを伝えた。マイクロソフトの森 洋孝氏は、セミナーの最後に次世代OS「Windows 7」について言及。「今は詳細を明かせないのが残念ですが、名称が正式に決まったことと、そんなに遠くない将来に出てくることはお伝えできます」と語った。

 2日のトリを務めたAMDは、土居憲太郎氏がCPUとチップセット、GPUのロードマップを解説。チップセットのグラフィックス性能について「GPUでしかできなかったことが、1〜2年経ったらチップセットでも可能になるという過程を進んできました」と語った。また、森本竜英氏によって、10月18日の「AMD 秋の大収穫祭」では間に合わなかったリアルタイム3Dレンダリングのデモも披露している。

マイクロソフト 森氏のセミナー(写真=左)。AMDセミナーで登壇した土居憲太郎氏(写真=中央)。AMDの森本氏により、高精度の3Dレンダリングを行うデモが公開された(写真=右)

 なお、会場に設けられた「自作体験コーナー」にも、大勢のユーザーが集まっていた。初歩的な自作PCに関する知識から、最新パーツの組み込み方法などを説明するコーナーだ。スタッフは「予想以上に初心者の方が多かったのが印象的でした。“CPUとは”といったところから説明することが多かったですね。それだけ、新しい人たちが自作PCに興味を持ってくれたと思います。そうした需要が続く限り、自作PC市場は安泰だと思いますね」としみじみと語っていた。

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