ナナオ、1920×1200ドット表示の22型ワイド液晶ディスプレイなど2モデル
ナナオは22型ワイド液晶ディスプレイ2モデルを2月5日に発売する。Adobe RGBカバー率95%の広色域に対応し、1920×1200ドット表示の高精細モデルも用意した。
ナナオは1月15日、22型ワイド液晶ディスプレイの「FlexScan S2242W-H」と「FlexScan S2232W-E」を発表した。いずれも2月5日に発売する。価格はオープンで、同社直販の「EIZOダイレクト」における販売価格は「FlexScan S2242W-H」が6万9800円、「FlexScan S2232W-E」が6万2800円だ。
これら2モデルは画面解像度が異なり、S2242W-Hは1920×1200ドット(WUXGA/ドットピッチ0.247ミリ)、S2232W-Eは1680×1050ドット(WSXGA+/ドットピッチ0.282ミリ)となっている。S2242W-Hは22型ワイド画面でWUXGAの解像度を実現した高精細表示のモデルで、スペースの限られた場所に高解像度のディスプレイを設置したいなどの要望に応えた製品だ。
いずれもAdobe RGBカバー率95%、NTSC比92%の広色域に対応したVA方式のワイド液晶パネルを搭載し、中間階調の応答速度を高めるオーバードライブ回路も内蔵。映像入力インタフェースはHDCP対応のDVI-DとアナログD-Subの2系統を搭載する。そのほか、周囲の明るさによって画面輝度が最適になるように自動調整する「Auto EcoView」や、ボタン1つで画面輝度に応じた消費電力の度合いをグラフ表示する「EcoView Index」など、消費電力低減機能も備えている。
画面解像度以外の基本スペックは変わらない。輝度は350カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1200:1、応答速度は黒→白→黒が12ms/中間階調が6ms、視野角は上下/左右とも178度だ。本体にはUSB 2.0ハブ機能(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)とステレオスピーカーも装備する。
S2242W-Hのハイトアジャスタブルスタンドは、上40度のチルト、左右各35度のスイベル、82ミリの昇降、画面を右90度に回転しての縦位置表示に対応。本体サイズは511(幅)×208.5(奥行き)×439〜521(高さ)ミリ、重量は約9.6キロだ。
S2232W-EのEZ-UPスタンドは、上25度のチルト、左右各172度のスイベル、165ミリの昇降、画面を右90度に回転しての縦位置表示が行える。本体サイズは511(幅)×279.9〜307.5(奥行き)×351.5〜516.5ミリ(高さ)ミリ、約11.4キロ。
関連記事
- ナナオ、24.1型ワイド液晶「FlexScan S2432W-H」の仕様を変更
ナナオは発売延期中だった24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2432W-H」の発売日を2009年1月21日に決定した。Display Portを省いた仕様で発売する。 - ナナオ、24.1型ワイド液晶「FlexScan S2432W-H」の発売を延期
ナナオはDisplay Port付き24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2432W-H」の発売を延期した。 - EIZOもDisplayPort採用へ:ナナオ、DisplayPort搭載の24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan S2432W-H」
「FlexScan S2432W-H」はナナオ初のDisplayPort搭載ディスプレイ。3系統の映像入力や広色域の24.1型ワイド液晶パネル、省電力機能を備えている。 - ナナオ、デジカメユーザー向けの液晶ディスプレイ調整キット「EIZO EasyPIX」
「EIZO EasyPIX」は、測色センサーと専用ソフトをセットにした液晶ディスプレイ調整キット。液晶ディスプレイとプリンタのカラーマッチングを手軽に行える。 - 色域は広すぎてもダメ:「Adobe RGBカバー率とAdobe RGB比の違いとは?」――ナナオの“広色域”説明会
ナナオは3月24日、東京銀座のショールーム兼直営店「EIZO Galleria Ginza」にて、報道関係者向けに液晶ディスプレイの「色域」を説明するセミナーを開催した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.