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写真で見る「LuvPad AD100」:次の出荷はまだか(2/2 ページ)
マウスコンピュータのAndroid搭載タブレット端末「LuvPad AD100」は、Tegra 2の採用による高い性能と4万円を切る価格が魅力だ。まずは写真で見ていこう。
「Tegra 2」でサクサクな使用感
LuvPadの特徴の1つは、NVIDIAが「2010年後半に大きなムーブメントとなるだろう」と自信を見せるモバイル向け省電力統合型プロセッサ「Tegra 2」を搭載する点だ。第2世代にあたるTegra 250は、40ナノメートルプロセスルールの最新ARMアーキテクチャを採用する2基の「Cortex A9」をはじめ、省電力向けにシステム管理機能を提供する「ARM7」や、前世代Tegraからグラフィックス性能を2倍に引き上げたという超低消費電力GPUなど、計8個の独立したプロセッサをワンパッケージに詰め込んでいる。旧Tegra同様にビデオデコーダ/エンコーダも統合しており、1080pのHD動画をサポートしたのも目を引く。
タブレット端末の使いやすさは、ハードとOS(ユーザーインタフェース)の融合がポイントなので単純な比較はできないが、Qualcommの「SnapDragon」やAppleの「A4」に比べて、Tegra 2がどの程度の性能を発揮できるのかは気になるところだ。実際、少し使った印象では、画面の切り替えや描画は非常に高速で、慣性スクロールを使ったWebブラウズはiPadに比べてもそん色はなく、同じくAndroid 2.2を採用するDellの「Streak」よりも快適だと感じた。
LuvPadに搭載されるCPUはTegra 250(印字は「T20-H-A2」)。1GHzで駆動する第2世代のTegraだ(写真=左)。Tegra 2はデュアルコアCortex A9のほか、ARM 7、GPU、ビデオデコーダ、エンコーダ、オーディオプロセッサ、イメージプロセッサを統合する。NVIDIAのホワイトペーパーによれば、Tegra 2のGPUは150ミリワットでフラッシュアニメを全画面再生できるという低消費電力と、Quake 3を1024×600ドット/毎秒60フレームで描画できる高い性能が特徴。このほか、LuvPadは内蔵していないものの、イメージプロセッサは最大1200万画素のカメラ入力をサポートする(写真=右)
追って、動画を交えながら詳しい使用感をリポートしていく。
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