Futuremark、「3DMark 11」を公開:DirectX 11対応GPUが必須です
Futuremarkは、3D描画などのGPU性能を測定するベンチマークテスト「3DMark」シリーズの最新版となる「3DMark 11」を公開した。
3DMark 11は、Futuremarkの専用Webページからダウンロード可能で、無料で使用できる「Basic Edition」と19.95ドルの「Advanced Edition」のほか、最上位版として995ドルの「Professional Edition」が用意される。また、グラフィックスカードベンダーの一部では、3DMark 11のAdvanced Editionライセンスキーをバンドルしたパッケージを用意する計画もある。
3DMark 11を動かすための最小構成は、OSがWindows Vista、または、Windows 7、CPUはデュアルコアで動作クロック1.8GHz、メモリは1Gバイト以上、HDD容量は1.5Gバイト以上、そして、GPUはDirectX 11対応が必須となる。
3DMark 11の測定モードは3DMark Vantageと同様に、「Entry」「Preformance」「Extreme」のプリセットが用意される(カスタマイズ設定も可能)。ただし、Basic EditionではPerfomanceモードのみが利用できる。テストには4つのグラフィックステストのほか、Physics Testや720pのHDコンテンツ再生テストも含まれる。利用できるテストは3つのEditionとも同様だ(Basic EditionではUser Defined demo resolutionのみ利用できない)。
PC USERでは、3DMark 11の設定内容や各グラフィックステストで導入されている機能、実際のグラフィックスカードで測定した値などについて、後日検証結果を掲載する予定だ。
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