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速くて安い“Sandy Bridge”ノート――「HP Pavilion dv6-6000 プレミアムライン」を試す抜群のコストパフォーマンス(3/4 ページ)

「HP Pavilion dv6-6000 プレミアムライン」は、15.6型ワイド液晶を搭載するSandy Bridge世代のノートPCだ。最小構成で約7万円の価格帯ながら、高い性能と美しいデザインで抜群のコストパフォーマンスを誇る。

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15.6型ワイドの液晶ディスプレイを選択可能

1366×768ドット表示対応の15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載

 液晶ディスプレイのサイズは15.6型ワイド、画面の表示解像度は1366×768ドットに対応している。Windows 7搭載ノートPCとしては標準的な解像度であるが、クリエイティブツールやビジネスで表計算ソフトなどを扱う場合は、もう少し高い解像度があったほうが使いやすい。基本スペックが高いだけに高解像度パネルの選択肢も用意してもらいたかった。

 液晶ディスプレイは、「ハードコートクリスタルビュー」と呼ばれる、表面に光沢のあるクリア素材を張った、傷の付きにくいパネルを採用している。光沢パネルだけに映り込みはあるものの、鮮やかで輝度も十分にある。視野角は広いとはいえず、特に上下で狭いと感じたが、ヒンジの角度が約165度まで開くので、上からのぞき込むような場合でも見やすい角度に調整できる。

 ヒンジ部と本体前面に2組のステレオスピーカー(クアッドスピーカー)を内蔵しており、クリアな高音域と重低音を再現する「Beats Audio」に対応しており、音楽コンテンツや映画コンテンツを迫力のあるサウンドで楽しめる。

サウンドシステムはクリアな高音域と重低音を再現する「Beats Audio」に対応している。「Beats Audio」ソフトウェアではあらかじめ音楽/映画/音声コンテンツに最適化されたプリセットが用意されている(画面=左)。タッチパッドにはシナプティクス製のマルチタッチ対応ドライバが導入されており、2本指での縦横スクロール、つまみズームなどの機能が標準で有効だ(画面=右)

 キーボードはキートップのみが表面に露出しているアイソレーションタイプを採用しており、四隅に丸みを持たせたデザインだ。テンキー付きのためキーピッチは一般的なフルサイズ(19ミリ)より若干小さめの約18.7×18.7ミリだが、ほとんど違いは分からない。ただ、右端のキーはテンキーとの距離が約5ミリと近いため、慣れないうちはミスタイプしやすそうだ。キーストロークは約2ミリ、キーのスイッチの感触も悪くない。強めにタイプしてもたわみを感じることはなかった。

 なお、最上段のキーは音量調整などのメディア操作や、無線のオン/オフといったワンタッチボタン機能とファンクションキーの共用となっており、標準では前者が優先されている。ファンクションキーを利用するにはFnキーと最上段のキーの同時押しをする必要がある。この関係はBIOSセットアップで入れ替えることができる。

 ポインティングデバイスは、標準的な2ボタン式のタッチパッドを採用している。シナプティクス製のマルチタッチ対応ドライバが導入されており、2本指での縦横スクロール、つまみズームなどの機能が標準で有効になっている。パッド部分の滑りはよいが、少し滑り過ぎという印象を受けた。クリックボタンもスイッチの感触はいまいとつで、安っぽい音がする。なお、タッチパッドは左上角のダブルクリックで有効/無効が切り替えられ、タッチパッド無効時はパッド周囲のLEDはオフになる。

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