富士通、「FMV」夏モデル――新型タブレットやワイヤレスTV対応ノート、スリムな液晶一体型を投入:2011年PC夏モデル(1/3 ページ)
富士通は個人向けPCの2011年夏モデルを5月19日より順次発売する。2つのスタイルで利用できるタブレットやワイヤレスTV対応ノート、スリムな液晶一体型などを用意した。
FMV LIFEBOOKシリーズの特徴
ラインアップ
- 2つの利用スタイルが選べるタブレットPCのFMV LIFEBOOK THを追加
- FMV LIFEBOOK NHに新カラーを採用
- FMV LIFEBOOK AHにワイヤレスTV対応モデル(AH52/DA)を投入、新カラーを追加
- FMV LIFEBOOK SH下位機(SH54/D)のデザインを一新
- FMV LIFEBOOK PH/MHは春モデルを継続販売
- FMV LIFEBOOK AHの3D立体視対応モデル(AH58/CM)は継続販売
- FMV LIFEBOOK NH/AH/SH/PHはWEB MART直販カスタムメイドモデルを用意
ハードウェア
- FMV LIFEBOOK THにAtom Z670(1.5GHz)を採用
- FMV LIFEBOOK THに液晶ディスプレイのスライドで現れるキーボードを搭載
- FMV LIFEBOOK AHの中位機(AH54/D)に第2世代Core i採用
- FMV LIFEBOOK AHの下位2機(AH52/DA、AH42/D)に最新Pentiumを採用
- FMV LIFEBOOK SHの下位機(SH54/D)に第2世代Core i採用
- FMV LIFEBOOK NH77/DD、AH77/D、SH76/Dに8Gバイトメモリを標準搭載
- FMV LIFEBOOK NH77/DD、AH77/DにBDXL対応Blu-ray Discドライブを採用
- FMV LIFEBOOK AH(AH42/D除く)にUHS-I対応の高速SDメモリーカードスロットを装備
- FMV LIFEBOOK SHの上位機(SH76/D)は電源オフ時や休止状態にバッテリー充電が完了すると、ACアダプタからの電力供給を制御
- FMV LIFEBOOK SHのオプションにベイ内蔵型のモバイルプロジェクターユニットを追加
- FMV LIFEBOOK NHのWEB MART直販カスタムメイドモデルに外部GPU搭載モデルを採用
- FMV LIFEBOOK PHのWEB MART直販カスタムメイドモデルにモバイル・マルチベイ構造を採用
- FMV LIFEBOOK AH/SHのWEB MART直販カスタムメイドモデルにアイソレーションキーボードを採用
ソフトウェア
- OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)を採用(THは32ビット版)
- PC/ケータイ間のファイル転送や共有が可能なソフト「F-LINK」を搭載
- FMV LIFEBOOK AH(AH42/D除く)、SHにACアダプタからの供給電力を低減する「ECO Sleep」搭載
- NHを除くFMV LIFEBOOK全機種にピークシフト用ソフト配布
- FMV LIFEBOOK AH/SH/PHのWEB MART直販カスタムメイドモデルでは64ビット版Windows 7 Professional(SP1)も選択可能
FMV ESPRIMOシリーズの特徴
ラインアップ
- 20型ワイド液晶を搭載したFMV ESPRIMO FH下位3機(FH58/DM、FH56/DD、FH54/DT)のデザインを一新
- FMV ESPRIMO DHの下位機(DH54/D)を上位機(DH77/C)のデザインと統一
- グラスレス3D対応のFMV ESPRIMO FH99/CMは継続販売
- FMV ESPRIMO DHの上位機(DH77/C)は継続販売
- FMV ESPRIMO FHとFMV ESPRIMO DHはWEB MART直販カスタムメイドモデルを用意
ハードウェア
- FMV ESPRIMO FHの下位3機(FH58/DM、FH56/DD、FH54/DT)に第2世代Core i採用
- FMV ESPRIMO DHの下位機(DH54/D)に第2世代Core i採用
- FMV ESPRIMO FHの上位4機(FH98/DM、FH77/DD、FH58/DM、FH56/DD)にBDXL対応Blu-ray Discドライブを採用
- FMV ESPRIMO FHの上位機(FH98/DM)に8Gバイトメモリを標準搭載
ソフトウェア
- OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)を採用
- FMV ESPRIMO DHのWEB MART直販カスタムメイドモデルでは64ビット版Windows 7 Professional(SP1)も選択可能
タブレットPCの新シリーズを含む全7シリーズがモデルチェンジ
富士通は5月13日、個人向けPCの2011年夏モデルを発表した。5月19日より順次発売する予定だ。
製品ラインアップはノートPCの「FMV LIFEBOOK」シリーズとデスクトップPCの「FMV ESPRIMO」シリーズに大別され、2011年春モデルと同様、店頭モデルと同社直販の「WEB MART」で取り扱うFMVカスタムメイドモデル(購入時に仕様変更が可能)を販売する。
FMV LIFEBOOKシリーズは、新たに追加された10.1型ワイド液晶搭載のタブレットPC「FMV LIFEBOOK TH」をはじめ、据え置き利用がメインとなる17.3型ワイド液晶搭載の「FMV LIFEBOOK NH」と15.6型ワイド液晶搭載の「FMV LIFEBOOK AH」、モバイル向けに13.3型ワイド液晶搭載の「FMV LIFEBOOK SH」を用意。FMV ESPRIMOシリーズは、23型ワイド/20型ワイド液晶一体型の「FMV ESPRIMO FH」、エントリー向け20型ワイド液晶一体型の「FMV ESPRIMO EH」、セパレート型の「FMV ESPRIMO DH」をモデルチェンジした。
なお、12.1型ワイド/11.6型ワイド液晶搭載のモバイルノート「FMV LIFEBOOK PH」、10.1型ワイド液晶搭載Netbook「FMV LIFEBOOK MH」、FMV LIFEBOOK AHの3D立体視対応モデル(AH58/CM)、FMV ESPRIMO FHのグラスレス3D対応モデル(FH99/CM)は2011年春モデルが継続販売される。
2つのスタイルで利用できる薄型軽量タブレットPC「FMV LIFEBOOK TH」
今回の目玉はタブレットPCの新シリーズとなるFMV LIFEBOOK THだ。厚さ17.4ミリ、重さ約1.1キロの薄型軽量ボディに、Windowsタッチ対応のタッチパネル付き10.1型ワイド液晶(1024×600ドット表示)とキーボードを搭載しており、スレート型(ピュアタブレット型)フォルムでのタッチ操作と、ノートPC型フォルムでのキーボード入力という2つのスタイル「ハイブリッドモーション」で利用できる。本体サイズは274(幅)×188(奥行き)×17.4(高さ)ミリだ。
キーボードを収納した状態ではスレート型のフォルムとなり、Webブラウズや写真閲覧などをタッチパネル操作で行える。文字入力時は液晶ディスプレイを後方にスライドさせながら持ち上げることで、キーボードが現れる仕組みだ。キーボードには赤外線方式のポインティングデバイス(指先ポインタ)と、クリックボタンも統合されている。
基本スペックはAtom Z670(1.5GHz)、Intel SM35 Expressチップセット、CPU内蔵グラフィックスのIntel GMA 600、1Gバイト(PC2-6400)オンボードメモリ、120GバイトHDD(4200rpm)、32ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)を採用する。公称のバッテリー駆動時間は約6時間だ。
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