ついにHTML5に対応――コーレル「VideoStudio X5」発表会:スクリーンキャプチャ機能も搭載
コーレルが、動画編集ソフト「VideoStudio」の最新版を発表。HTML5の作成/編集に対応したほか、PC画面の動画キャプチャ機能などを新たに搭載した。
コーレルは4月5日、動画編集ソフト「VideoStudio X5」を発表した。ラインアップは「VideoStudio Pro X5」と上位版となる「VideoStudio Ultimate X5」の2種類で、パッケージ版の価格はそれぞれ1万5540円(税込み、以下同)と2万790円。どちらも2012年4月20日に発売する。
VideoStudioシリーズは、初心者でも容易に扱える一般動画編集の機能からハイビジョン映像の編集やBlu-ray Discメディアへの記録などの機能を押さえたビデオ編集ソフトだ。新バージョンでは、HTML5の作成や編集に対応したことが大きな特徴となる。動画内に画像をオーバーレイ表示させ、クリックすると設定したチャプターポイントにジャンプさせたり、指定したWebページにリンクさせたりできる。MPEG-4 AVC/H.264形式のほか、WebM形式の出力に対応する。
HTML5動画のデモ
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3D動画編集機能も強化した。従来モデルの「VideoStudio X4」では、デジタルカメラやデジタルビデオカメラで撮影した一般的な2D動画を3D動画に変換する機能を備えていたが、新バージョンでは、3D動画の形式変更や3D動画から2D動画への変換も行える。3D映像の形式はサイドバイサイドとアナグリフ方式などをサポートする。
同社の画像編集ソフト「PaintShop Pro」との連携機能も備えた。レイヤー付きの画像の編集に対応し、レイヤー単位で動画内に画像をオーバーレイ表示できる。また、ピクチャインピクチャに対応するオーバーレイトラックの数も最大20トラックと大幅に増加した(従来は最大6トラック)。
動画編集ソフトとしては珍しく、PC画面の動画キャプチャー機能も用意した。スクリーン全体だけではなく、録画範囲の指定や、特定のウィンドウのみ録画することもできる。このほか、メインウィンドウのリサイズが可能となり、60p/50pの映像編集に対応するなど、細かなブラッシュアップが行われている。
上位版のVideoStudio Ultimate X5では、地図などの画像をなぞった軌跡上にオブジェクト(静止画やアニメーションなど)を移動させるツール「proDAD Rotopen」や、計150種類の視覚効果を用意する「proDAD VitaScene」を利用できる。従来から搭載されている視覚効果「NewBlueフィルタ」も健在で、新バージョンでは83種類の効果を追加した。
対応OSはWindow 7(SP1)/Vista(SP2)/XP(SP3)。パッケージ版のほか、特別優待版やアップグレード版、ダウンロード版、アカデミック版などを用意する。特別優待版は他社ビデオ編集ソフトからの乗り換え時などで利用できる。それぞれの価格は以下の通りだ。
新製品の価格(すべて税込み) | ||
---|---|---|
種類 | VideoStudio Pro X5 | VideoStudio Ultimate X5 |
通常版 | 1万5540円 | 2万790円 |
特別優待版 | 1万290円 | 1万5540円 |
アップグレード版 | 8379円 | 1万5540円 |
アカデミック版 | 8190円 | 1万2390円 |
ダウンロード通常版 | 1万3440円 | 1万7640円 |
ダウンロードアップグレード版 | 7329円 | 1万3440円 |
VideoStudio X5の発売を記念してコーレルは「12年連続 国内シェアNo.1感謝記念キャンぺーン」を行う。2012年4月5日から2012年6月30日までの間に、VideoStudio X5とPaintshop Pro X4を両方とも購入して応募した人から抽選で50人に5000円分のQUOカードを、VideoStudio X5(Pro、Ultimateは問わない)を購入して応募した人から抽選で100人に2000円分のQUOカードをプレゼントする。また、同社直販サイト“Corelストア”でVideoStudio X5を購入した場合、限定テンプレートが特典として付属する。
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