新しいiPadとの相性はどう? 地デジ内蔵無線LANルータ「Wi-Fi TV」検証:ほほう、これは楽しい(1/3 ページ)
iPadなどを手軽に地デジ化できる、実売1万円台の地デジチューナー内蔵無線LANルータが登場。無線接続で家中どこでも、お風呂テレビ・寝ながらテレビも自由自在な「Wi-Fi TV」の使い勝手をチェックした。
地デジチューナー内蔵無線LANルータ、いや、ルータ機能付き地デジチューナーというか
なるほど、最初からそうすりゃいいわけですね。アイ・オー・データ機器の無線LANルータ新モデル「Wi-Fi TV(WN-G300TVGR)」は、無線LANルータに地デジチューナーを内蔵してしまった、“その手があったね”的な製品である。
本機の導入により、PCだけでなくiPadやiPhoneも、あたかも“地デジ内蔵モデル”のように地上デジタル放送を楽しめるようになる。無線接続によりレイアウトフリーで利用できるので、特にこれまでのワンセグでは映像の荒さにがまんできなかったiPadとの相性がとにかく良好だ。
ちなみに、同社ではすでに無線LANルータ「WN-AG450DGR」にPC用USBスティック型地デジチューナー「GV-MVP/FZ」を接続することで同様に無線LAN経由で地デジ放送を視聴できる仕組みも用意するが、やはり一体型のほうが設置性、使い勝手の面ともに優れている。
iOS向け視聴アプリ「テレキングmobile」 シンプル機能で直感的な操作が可能
早速、地デジ機能をチェックしていこう。
地デジ視聴までの準備は、
- 本機にminiB-CASカードとテレビアンテナを接続
- iPadやiPhoneにApp Storeより「テレキングmobile」をダウンロードし、インストール(Windows PCは「Windows版テレキングmobile」を同社Webサイトよりダウンロード)
- 本機と無線LAN接続し、アプリケーションを起動する
の3ステップで完了する。
iOS向けアプリ「テレキングmobile」は、iOS 4.1以降のiPad/iPad 2/新しいiPadと、iPhone 3GS/4/4S、iPod touch 第4世代などで利用できる。アプリを起動すると、本機へ無線アクセスし放送中の地デジ番組がそのまま表示される。本機と無線LAN接続さえしていれば、家中どこでもテレビを視聴できるのがやはり便利だ。
なお、視聴中に同じ画面上でブラウザを表示できる以外には番組の視聴に特化したシンプルなつくりで、録画などの機能は残念ながら用意されていない。
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