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新しいiPadとの相性はどう? 地デジ内蔵無線LANルータ「Wi-Fi TV」検証ほほう、これは楽しい(2/3 ページ)

iPadなどを手軽に地デジ化できる、実売1万円台の地デジチューナー内蔵無線LANルータが登場。無線接続で家中どこでも、お風呂テレビ・寝ながらテレビも自由自在な「Wi-Fi TV」の使い勝手をチェックした。

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お風呂で、PCで、布団の中で──改めてテレビの楽しみ方を広げてくれる

photo Retinaディスプレイを採用する新しいiPad(およびiPhone 4S)で地デジ放送を視聴。ワンセグより格段にきれいな画質で楽しめる

 本機はやはり、iPadやiPhone、PCがそのまま「地デジ対応」になるのが大きな魅力だ。ワンセグチューナータイプは数年前より存在したが、iPadやPCはもちろん、高解像度ディスプレイを備える最近のスマートフォンも、もはやワンセグでは画質が……と思う人は多かった。地デジ放送のハイビジョン映像であれば、iPadなどでも非常にきれいな画質で番組を楽しめる。

 実際、新しいiPadとの相性はすごくよい(こちらは解像度2048×1536ドットと、すでに地デジ放送の解像度を超える高精細さなのだが)。家庭用テレビより視聴距離が近い分、その高画質さを間近で楽しめる。


photo 防水ケースとともに「iPadお風呂テレビ」も手軽にできてしまう

 となると「お風呂テレビ」したい。今回は防水ケース TUNEWARE「WATERWEAR for iPad」を用いてお風呂テレビ化したが、以前より常備していたワンセグチューナー搭載の防水お風呂テレビとは当然だが雲泥の差。その“長湯レベル”は場合によっては危険なほどだ。

 さらに「寝ながらテレビ」も大ありだ。iPadでもいいが、寝ながら手にするならiPhoneほどのサイズもちょうどよい。そのまま寝落ちして、朝、バッテリーがカラで焦る可能性が高まるので、こちらも気をつけたい。

 プライベートルーム+ノートPCとの相性もかなりのものだ。PCにおいては録画できないのがことさら残念に思うものの、ながら見用の卓上テレビとしては15.6型サイズほどのディスプレイがかなりしっくりくる。こちらは卓上スタンド+iPadでもよいが、バッテリー消費量はそれなりに多いので、基本的に自宅では電源に接続しているであろうPCでも、そのときの気分によって使い分けられるのは都合がよいと思う。

 ただし、視聴は同時1台のみに限られるのは残念だ。視聴アプリはそれぞれの機器へインストールできるものの、複数の機器で同時には視聴できないので、家族で共有するようなシーンには少し向かない。また、本機(のアプリは現時点で)は録画機能を備えず、視聴可能エリアは自宅に設置した本機の無線LAN電波が届く範囲となる。そのため、外出先で番組を楽しむ用途にも使えない。

 一方で、既存のiOS機器向け無線LAN接続型ワンセグチューナーと異なり、本機は無線LANルータとしての機能もある。インターネット通信も自宅の高速な固定網/無線LAN環境下でそのまま利用できるわけだ。ちなみに、初代iPadと新しいiPad(第3世代)とアプリを使い比べたが、チャンネル切り替え時間など操作レスポンスがかなり違った。もちろん新しいiPadが高速。やはり高精細のディスプレイやその他魅力とともに、地デジ用としても新しいiPadの導入を勧めたくなるほど相性がよいと思える。

photophoto 試しに、Apple Digital AVアダプタを用いて家庭用テレビと接続してみたが、残念ながら「外部出力には対応していない」と表示されてしまった(画像=左)。複数台での同時視聴も残念ながら行えない。1つの機器で視聴中、別の機器でアプリを起動するとこのようなメッセージが表示される(画像=右)

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