ビジネスPCの決定版──コストとサポートを両立したグッドバランスPC「Endeavor NY3300S」:今買えば、1200円でアップグレード「Windows 8優待購入プログラム」対象(2/2 ページ)
中小規模ビジネス向けのPCに求められるポイントは何か。それは初期コストと性能、そしてサポート体制のバランスがとれていることだ。中小規模ビジネスPCのニーズを熟知したエプソンダイレクトが投入する、2012年ビジネスPCの決定版はコレだ。
「使いやすさ」と「使い勝手」にまったく不満なし
NY3300Sの詳細にもっと迫ろう。
まずキーボードは、15.6型サイズの余裕あるボディを生かしたゆったり快適な標準19ミリのキーピッチで、さらにテンキーも搭載する。キーストロークも2.5ミリとしっかり深めで、ストローク感・タッチタイプ感も良好だ。
タッチパッドは複数本の指でスクロールや拡大/縮小/回転といった操作が行えるマルチタッチに対応する。Windows 7はもちろん、今後登場するWindows 8でも便利に活用できるだろう。
ベーシック志向のモデルながら、昨今に必要な最新インタフェースもしっかり搭載する。理論値5Gbpsで高速にデータを転送できるUSB 3.0は本体左側面に2基搭載する。参考までに、USB 3.0対応USBメモリを用い、前規格であるUSB 2.0接続での転送速度の違いを計測しよう。
シーケンシャルリード/ライトで約170Mバイト/秒を超えたのに対し、USB 2.0ではリード約33Mバイト/秒、ライト約27Mバイトほどと、かなりの差が付く結果となった。大量のデータをコピー/バックアップするシーンのほか、昨今はビジネスシーンでも高解像度の写真データやハイビジョンクラスの動画データを資料として扱う機会が多くなっている。
時間に限りのあるビジネスシーンこそ、業務の高効率化につながるポイントは新PCを導入するメリット、そしてコストパフォーマンスの向上に直結する。このNY3300Sはこういったシーンにもバッチリ対応できるといえる。なお、そのUSB 3.0ポートの1つは電源オフ時も電力の供給が可能な仕様となっているので、スマートフォンやタブレットといったセカンド機やポータブルルータなどを充電するのにも大変便利だ。
プリインストールソフトウェアも、ビジネスシーン向けとしてシンプルで好ましい構成だ。基本的にプリインストールソフトは最小限で、必要なものはBTOオプションで選ぶスタイルとなっている。
初回起動時には「エプソンダイレクト初期設定ツール」と呼ぶソフトウェアが起動し、PCを使う上での重要な情報や、各種ツールの紹介、そしてフィルタリングソフトやセキュリティソフトなど、基本的な設定を順を追って設定していける。PCにあまり詳しくないスタッフに業務PCとして貸与する場合も安心だ。PCのマニュアルやトラブル時のFAQなども電子化され、あらかじめPCにインストールされている。
さて、BTOメニューを少なくすることで低価格を実現するEndeavor Sシリーズだが、追加ACアダプタや追加バッテリーのほか、OfficeやATOKといったソフトウェア、そして長期保証サービスといったメニューは豊富に用意する。
このうち、オフィスシーンで必要になるOfficeの追加メニューは、標準のバンドルなしとする選択肢に加え、Office Personal 2010(Word、Excel、Outlook)、PowerPointも含むOffice Home and Business 2010(Word、Excel、Outlook、PowerPoint、OneNote)より選択できる。家庭向けから中小規模ビジネスであれば、この選択肢でほぼ対応できるだろう。バンドル版はパッケージ版と比べて低価格で追加できるので、コスト面でも魅力的。必要であればチェックしてほしい。
バリューモデルのパフォーマンスをチェック
ではNY3300S バリューモデル評価機のパフォーマンスを確認しよう。
Windowsエクスペリエンスインデックスは、CPUスコアが5.3、メモリが5.9、プライマリハードディスクが5.9とベーシックなビジネスPCとしては十分な値だ。グラフィックススコアこそCPU統合のIntel HD Graphicsを用いるので値はそれなりだが、本機は3D描画を駆使するゲームを積極的にプレイするマシンではない。標準プラスαほどのスコアであれば大丈夫だ。
PCの総合的なパフォーマンスを測るPCMark7の総合スコアは1551。Webサイト表示やメール、業務ソフト、オフィススイートを利用する、主に事務処理が中心であればまったく問題ない値だ。CrystalDiskMark 3.0で計測したHDDの転送速度は、シーケンシャルリード/ライトとも約87Mバイト/秒で、5400rpmの2.5インチHDDとしては標準的なスコアである。ちなみに、ストレージ容量は本評価機のバリューモデルが250Gバイト、上位のスタンダードモデルは500Gバイトとなっている。
ストレージ容量について、業務シーンの多くは250Gバイトあるいは500Gバイトで足りると思う。ビジネスPCであればセキュリティリスクを考慮し、機密データは普段のPCにすべて保存しない方が万一時の情報漏えいのリスクを軽減できるという考え方がある。容量が必要であれば、社内のセキュアなネットワークストレージ、あるいは前述したUSB 3.0対応でセキュリティ性も考慮した外付けHDDなどを別途用意するスタイルを併用するとよいだろう。
なお、Intel Quick Sync Videoによるハードウェアエンコード機能とともに、動画エンコードを中心とした業務・作業を行うなら、大容量HDDも標準搭載する点とともに、より高速なIntel HD Graphics 4000のグラフィックス機能を持つスタンダードモデルを購入候補として検討してほしい。
価格とサポート体制を両立した「グッドバランス」なビジネスPC
Endeavor Sシリーズ NY3300Sは、その初期コストの低さがまずなによりのポイントだ。必要十分な性能を備えたPCが4万3980円(バリューモデル)から導入できてしまう。さらに国内メーカーであるエプソンダイレクトならではの安心サポート体制も加わる。そのコストパフォーマンスは非常に高いことがお分かりいただけただろう。
サポートについては、前述したとおり通常のEndeavorシリーズとは少し異なる。それは中小規模ビジネスシーンのためのメニューとしてあるためだ。ビジネスPCといっても、100人ほどの中小規模の企業と1000人単位の大規模企業ではニーズが大きく異なってくる。専任IT担当者ではなく利用者本人がPCを管理する場合が多いだろうし、PCパフォーマンスに対するニーズもメンバーや業務内容それぞれで異なるはず。そういうPCであれば、サポートは必ずしも長期間である必要はない。逆に、業務に合わせて柔軟に買い換え・入れ替えられる体制とすることで、迅速に小回りの効くビジネスが展開できるわけだ。
パフォーマンスに関しては、一般的なオフィス業務はバリューモデルでバッチリ。映像データや高解像度写真を扱う業務が多いなら、より高速なスタンダードモデルを選ぶとよいだろう。こちらはCPUをCore i5-3210M、あるいはクアッドコアのCore i7-3612QMより選択できる(CAD・設計や開発、デザイン部門など、さらに高度なパフォーマンスを望む場合も、フルBTOに対応するEndeavorシリーズの豊富なラインアップより選択できるのでチェックしてほしい。きっと満足のいくスペックのマシンが見つかるはずだ)。いずれも高速インタフェースのUSB 3.0によりストレージ領域の拡張や転送速度も安心で、テンキー付きのキーボードやタッチパッドの使いやすさ、皮脂や汗のべたつきを感じにくいパームレストの塗装処理など、PCを使い続ける中での快適性も良好だ。
コストも、性能も、安心サポートも。NY3300Sは、これらが高いレベルでバランスがとれている数少ないビジネスPCだ。ビジネスPCの追加・入れ替えを検討するビジネスユーザー、あるいは企業内PC購買担当者は、ぜひ選択肢の有力候補にしてほしい1台だ。
関連記事
- フルHD液晶、クアッドコアモデルも──エプソンダイレクト、ノートPC各シリーズをIvy Bridge世代に一新
エプソンダイレクトのビジネスノートPC 3シリーズがリニューアル。インテルの第3世代Coreを採用し、フルHDディスプレイ+外部GPUやクアッドコアCPU、節電機能+セキュリティ強化など、ビジネスPCとしての基本性能がより高められた。 - BTO、ビジネスPCならおまかせ!:EPSON Direct PC Channel
関連リンク
提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年9月3日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.