ベネッセ、進研ゼミ教材にタブレットを導入:導入事例
進研ゼミを展開するベネッセが、タブレットを活用する通信講座を導入。専用の7型タブレットを会員に提供し、紙テキストとともに活用する副教材として、より効果的な通信教育での学習シーンを提案する。
ベネッセコーポレーションは10月22日、同社が展開する通信講座「進研ゼミ 中学講座」の副教材としてオリジナルの学習用タブレットを導入すると発表。2013年4月号の副教材として会員の希望者に提供する。
独自のタブレット「チャレンジ タブレット」は7型サイズ/重量約410グラムのボディを採用し、進研ゼミ 中学講座で活用しやすいよう、紙のテキスト教材と併用して手元に置いて使用するシーンを想定して開発。紙テキストの疑問を解消する「連動型動画解説」や「担当コーチのアドバイス」、「定期的なライブ授業」といった学習コンテンツを用意し、講師や仲間との手軽なコミュニケーションを通じて得られる学習のペースメイクや“やる気”アップなどを引き出す要素の1つとして、これまでになかった通信教育での利活用シーンを提案する。
本体サイズは199.2(幅)×136.7(高さ)ミリ、重量は約410グラム。OSはAndroid 2.3、プロセッサはCortex A8(i.MX535)/1GHzで、IEE802.11b/g準拠の無線LANを搭載。専用スタンドや専用タッチペン、電子辞書アプリ「チャレンジ英和辞典/和英辞典」が付属する。パスワード利用制限や有害サイトへのフィルタリングなどを施す親向けセキュリティ対策機能「子モード」なども備える。
タブレットを活用した講座内容は2013年度の中学1年生向け講座を皮切りに、今後順次中学3学年へ拡大する計画。単体価格は9500円(税込み)。ただし、利用を希望する中1講座2013年4月号より12カ月連続受講する会員に無料提供する特典を設ける。
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