ThinkPad Tablet 2のシンクライアント版登場、MRYが販売:Windows Embedded 8搭載
重量600グラムの軽量タブレットThinkPad Tablet 2に、業務向けのシンクライアント版が登場。シンクライアントソリューションを展開するMRYがレノボ・ジャパン協業で展開する。
シンクライアントソリューションを展開するMRYは4月23日、レノボ・ジャパンとの協業により「ThinkPad Tablet 2」をベースにしたタブレット型シンクライアント「Nexterm TS101-LT」の販売を開始した。
OSは組み込みOSであるWindows Embedded 8 Standardを採用。作業データを一切端末に保存せず、処理はすべて仮想サーバ上で行われる環境での利用を想定し、金融機関向けの渉外端末、医療現場・建設現場における作業端末、教育現場における学習用端末、流通・サービス業における管理端末といったより安全性を考慮した業務シーンへの採用が見込まれる。
合わせて、MRY開発の仮想USBコントローラ「VUMS(Virtual USB Management System)」とのバンドル販売も行う。USB機器を仮想化し、USB機器の使用が困難なシンクライアント環境でも利用可能とするもの。各種USB機器をネットワーク経由で接続、認識できる。
このほかの機器仕様はThinkPad Tablet 2とほぼ共通。CPUはAtom Z2760、メインメモリは2Gバイト、ストレージは64Gバイトフラッシュ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、10点マルチタッチ対応タッチパネル搭載の10.1型IPS液晶ディスプレイ(1366×768ドット)などを搭載する。本体サイズは263(幅)×164(奥行き)×9.8(高さ)ミリ、重量は約600グラム。バッテリー動作時間は最大10時間。ThinkPad Tablet 2と同じデジタイザーペン、Bluetoothキーボードといった標準オプションも利用できる。
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