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大容量バッテリー搭載の新モデル:WiMAX+au 3Gで使える安心の1台──ハイブリッドルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX」実力チェック(後編)au版とUQ版のどちらがオトク?(1/2 ページ)

WiMAX+3Gの両方を使える“ハイブリッド”ルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX」は買いか。後編では、ライバル機種と比べた実通信速度・性能をチェックする。

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通信速度や通信性能はどうか?

 では、実通信速度と使い勝手をチェックしよう。今回はWi-Fi WALKER WiMAX、Wi-Fi WALKER DATA08W(前モデル)、AtermWM3800R(WiMAXルータ)を用い、ほぼ同時間帯/同場所で実速度を計測してみた。

photophoto Wi-Fi WALKER WiMAX(左)と前モデルのWi-Fi WALKER DATA08W(右)
photo WiMAXルータ他機種(一部LTEルータ含む)とサイズ感を比較。左からWMX-GWMR、AtermWM3500R、 AtermWM3800R、Wi-Fi WALKER WiMAX、Wi-Fi WALKER DATA08W、URoad-Aero、b-mobile4G WiFi2
photo 同場所、ほぼ同時間帯に計測した、Wi-Fi WALKER WiMAX/Wi-Fi WALKER DATA08W/AtermWM3800Rの実通信速度

 前モデルのDATA08Wと比べると、本機はWiMAX、3Gともに実通信速度が良好だ。一方でWiMAXのピーク速度はAtermWM3800Rが勝る結果になった。

 Wi-Fi WALKER WiMAXの接続モードを「WiMAX/3G」に設定した高速移動中の通信/切り替え具合については、明白にWiMAX通信が可能な場所であってもWiMAXより低速度の3G接続のまま固定する動きをする感じがある。この傾向は前モデルであるDATA08Wから継承しているが、例えば列車での高速移動中に観察した「WiMAX/3Gモード」はやはり3G接続となる時間が長く、WiMAXエリア内であってもWiMAXに接続が切り替わる例は少なかった。通信速度よりインターネットの接続が切断されないよう接続性を重視した対処なのだと思われる。

 もちろん、通信モードを「WiMAXのみ」にすればきちんとWiMAX電波を拾ってくれる動きをする。本機の魅力は若干半減するが、普段はWiMAXを常用し、入らない場所でのみ手動で3Gを有効にする使い方でもいいと思う。

 とはいえ、Wi-Fi WALKER WiMAXが2種類のネットワークをシームレスに利用できる価値を最大限に高めるには「WiMAXが一定時間圏外だった時は3Gに切り替える」といったしきい値の設定をユーザ側でできればより快適に使える端末になるのではと思う。この点は今後の機能追加に期待したい。

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