「MacBook Air」に第4世代Core+12時間駆動の新モデル:Haswellでロングバッテリーを実現
米Appleの開発者会議「WWDC 2013」にて、「MacBook Air」がモデルチェンジ。第4世代Coreの採用により、性能の向上とともにバッテリー駆動時間を大きく延ばした。802.11acの高速無線LAN機能も加わっている。
プロセッサ、ストレージ、Wi-Fiを高速化しつつ、バッテリー駆動時間も延長
アップルは6月11日、OS X搭載のスリムノート「MacBook Air」をモデルチェンジして発売した。同日5時現在、Apple Storeでは24時間以内の出荷予定だ。
モデルチェンジの特徴は、CPUに「第4世代Coreプロセッサー」(開発コード名:Haswell)を採用することで、基本性能の向上とバッテリー駆動時間の大幅な延長を両立したことだ。従来と同じ容量のバッテリーを内蔵していながら、11インチモデルで最大9時間(従来比で+4時間)、13インチモデルで最大12時間(従来比で+5時間)の長時間駆動をうたう(ワイヤレスインターネット閲覧時)。スタンバイモードでのバッテリー持続時間は最大30日間だ。
グラフィックス機能はCPU統合のIntel HD Graphics 5000を利用。グラフィックス性能は従来比で最大40%、フラッシュストレージは従来比で最大45%高速化したという。無線LAN機能についてもIEEE802.11acに対応し、従来比で最大3倍に高速化したとする。無線LAN機能の強化に伴い、IEEE802.11acに対応する新型の「AirMac Extreme」と「AirMac Time Capsule」も新たに用意した。
一方、ボディデザインや本体サイズなどの仕様は従来モデルから引き継いでいる。
ラインアップは従来同様、画面サイズとフラッシュストレージ容量の違いで計4モデルを用意。11インチモデルは、128Gバイトの下位機(9万8800円)と256Gバイトの上位機(11万8800円)から選べる。ストレージ容量をそれぞれ2倍に増やしたことに伴い、8万8800円で購入できる64Gバイトの下位機はなくなった。13インチモデルは、128Gバイトの下位機(10万8800円)と256Gバイトの上位機(12万8800円)が発売され、価格は据え置きだ。
4モデルともCPUは1.3GHzのデュアルコアCore i5(最大2.6GHz/3Mバイト3次キャッシュ)、メモリは4Gバイト(LPDDR3-1600/オンボード)を搭載。オプションで1.7GHzのデュアルコアCore i7(最大3.3GHz/4Mバイト3次キャッシュ)、8Gバイトメモリ、512Gバイトのストレージも選択可能だ。OSはOS X Mountain Lionをプリインストールする。
ディスプレイは、11インチモデルが1366×768ドット表示の11.6型ワイド液晶、13インチモデルが1440×900ドット表示の13.3型ワイド液晶を引き続き搭載し、Retinaディスプレイの採用は見送られた。
インタフェース類はUSB 3.0×2、Thunderbolt、ヘッドフォン出力端子、ステレオスピーカー、デュアルマイク、720p対応FaceTime HDカメラ、ACアダプタ(45ワットMagSafe 2)接続用のMagSafe 2ポートを備えるほか、13インチモデルのみSDXC対応SDメモリーカードスロットを装備。通信機能はIEEE802.11acおよびIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0を内蔵する。
11インチモデルの本体サイズは300(幅)×192(奥行き)×3〜17(高さ)ミリ、重量は約1.08キロ。13インチモデルの本体サイズは325(幅)×227(奥行き)×3〜17(高さ)ミリ、重量は約1.35キロだ。
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