11.6型で米軍基準の“頑丈”コンバーチブルPC――「HP Elitebook Revolve 810」を試す:Windows 7も選択可能(3/4 ページ)
「HP Elitebook Revolve 810」は、伝統的なスタイルのコンバーチブル型モバイルノートPCだ。米軍調達基準を満たす頑丈で上質なボディ、打ちやすいキーボード、そしてWindows 7も選べる仕様に注目したい。
選べる3構成、Windows 7モデルも用意
評価機の構成は、CPUがTDP(熱設計電力)17ワットのCore i5-3437U vPro(1.9GHz/ 最大2.9GHz)、メモリが4Gバイト(4Gバイト×1オンボード、PC3-12800、最大12Gバイト)、ストレージが128GバイトSSD、グラフィックスがCPUに統合されたIntel HD Graphics 4000、プリインストールOSが64ビット版Windows 7 Professional(64ビット版 Windows 8 Proのダウングレード権を使用)となる。
Windows 7標準のWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアは、CPUやストレージのスコアが7点台と高く、CPU統合グラフィックスを利用したグラフィックスが最も低い4.7だった。過度なグラフィックス性能を求めないビジネスシーンでの利用であれば、Windows 7を快適に扱えるだけの性能を持っている。
ベンチマークテストは、総合ベンチマークテストのPCMark 7、PCMark Vantage、3D系ベンチマークテストの3DMark06、3DMark Vantageを実行した。参考として、HPのビジネス向けUltraobok「HP EliteBook Folio 9470m」、そして個人向けの13.3型Ultrabook「ENVY SPECTRE XT 13-2000」(2012年秋冬モデル)の結果を併記する。各マシンの主なスペックとテスト結果は以下の通りだ。
テストしたマシンの主なスペック | |||
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機種 | HP Elitebook Revolve 810 | HP EliteBook Folio 9470m | HP ENVY SPECTRE XT 13-2000 |
OS | 64ビット版 Windows 7 Professional(SP1) | 32ビット版Windows 7 Professional(SP1) | 64ビット版 Windows 7 Professional(SP1) |
CPU | Core i5-3437U(1.9GHz/ 最大2.9GHz、vPro対応) | Core i3-3217U(1.8GHz) | Core i7-3517U(1.9GHz/最大3.0GHz) |
メモリ | 4Gバイト(4Gバイト×1、PC3-12800) | ||
ストレージ | 128GバイトSSD | 320GバイトHDD+32GバイトSSD(mSATA) | 256GバイトSSD |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4000 |
ベンチマークテストのスコアはCore i3を搭載するHP EliteBook Folio 9470mよりも高く、Core i7を搭載するHP ENVY SPECTRE XT 13-2000よりも低かった。とはいえ、全体的な使い心地は非常によい。SSDを搭載していることもあり、プログラムの起動なども早く快適だ。
本機は評価機と同じ構成のほか、下位モデルとしてCore i3-3227U(1.9GHz)を搭載するモデル、そして64ビット版Windows 8 Proを搭載するモデルの3種類を用意する。社内システムとの相性やセキュリティ面など、ビジネスシーンで使うことを考えれば、Windows 7かつvProテクノロジーに対応する本構成が最も安心して使えるはずだ。
将来的に社内システムがWindows 8に対応すれば、付属のインストールメディアでPCを無料でWindows 8にアップデートできるところもいい。本機のタッチ対応ディスプレイもより一層活躍するようになる。
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