Samsungの新主力SSD「840 EVO」を高速化したターボ技術に迫る:3ビットMLCでも書き込みが速い(3/3 ページ)
Samsung Electronicsが個人向けの新主力SSD「Samsung SSD 840 EVO」を発表した。ワールドワイドで2013年8月上旬から販売する。
1Tバイトモデルの米国販売価格は約650ドル
製品発表に続いて、Samsung SSD用ユーティリティ「Magician」やオリジナルのデータ移行ツール「Migration」の新バージョンも紹介された。前者には新機能として「RAPID」と呼ばれる高速化ツールが搭載されており、これを利用することでシステムパフォーマンスをさらに大幅に高速化できる。
容量のラインアップは120G/250G/500G/750G/1Tバイトを用意。SSD本体にソフトウェアが付属するシンプルな「ベーシックモデル」のほか、マウント用スペーサー、SATAからUSB 3.0への変換ケーブルが追加された「ラップトップキット」(250G/500Gバイトのみ)、3.5インチ用ブラケット、SATAからUSB 2.0への変換ケーブル、SATAケーブルがセットになった「デスクトップキット」(120G/250Gバイトのみ)も発売する。
北米での価格は、ベーシックモデルの1Tバイトが649.99ドル、750Gバイトが529.99ドル、500Gバイトが369.99ドル、250Gバイトが189.99ドル、120Gバイトが109.99ドル。ラップトップキットは10ドル増、デスクトップキットは15ドル増となる。保証期間は3年だ。
日本での発売予定と価格は、近日Samsung SSDの国内理店であるITGマーケティングから発表されるとみられる。
・→“3Gバイト/秒”リードの怪物級SSDも:MacBook AirやVAIO Pro 13の高速化に貢献――Samsungの「PCIe M.2 SSD」とは?
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