「11ac」はどれだけ速いか──「11ac対応」スマホ&タブレット&PCでまるごとチェック:自宅ルータ“11acに買い換え”計画(3/4 ページ)
より“高速”な通信が期待できる無線LANの新規格「802.11ac」対応機種が続々登場している。802.11acはどれだけ高速か、そしてどうやって接続するか。802.11ac対応スマートフォン、PC、Mac、タブレットを用意し、接続手順をまとめてチェックする。
「AtermWG1800HP」にDraft 11ac対応のPC、Macをつなぐ
続いて、802.11ac対応のPCで設定してみよう。
PCでは、NECアクセステクニカの上位モデル「AtermWG1800HP」と、NEC「LaVie L(LL850/MS)」(Windows 8搭載)およびアップル「11インチ MacBook Air(MD711J/A)」(Mac OS X搭載)を用意した。親機となるAtermWG1800HPは802.11acの3ストリーム通信(3×3 MIMO)をサポートし、最大通信速度は1300Mbpsとなる個人向けの最上位モデルに位置する。
さて、子機(PC、Mac)のほうは802.11acの2ストリーム通信(2×2 MIMO)までの対応となり、この組み合わせでの最大通信速度は867Mbpsとなる。親機は少しオーバースペックだが、将来的な拡張を見込む場合(ルータは数年使い続けるだろうと思われる)、あるいはAtermWG1800HPをもう1台用意したイーサネットコンバータ機能を用い、AV機器も802.11acの高速無線通信対応にしたいと考えるならこの上位モデルを選んでほしい。ちなみに2ストリーム通信対応でやや低価格な「AtermWG1400HP」もラインアップするので、予算や用途に応じてこちらを選んでも大丈夫だ。
では接続してみよう。
11インチMacBook Air(MD760J/A)の場合
LaVie L(LL850/MS)の場合
Windows搭載PCにおいては、USB 3.0接続対応のUSB子機「AtermWL900U」を用いても同じく最大867Mbps(2ストリーム通信)の「11ac対応」にできる。AtermWL900Uは、USB 3.0を搭載するWindows 8/7/Vista(SP1・2/32ビット版のみ)/XP(SP3以降32ビット版のみ)のPCで利用できる。USB 2.0でも使えるが、802.11acでの十分なデータ転送速度を得るためUSB 3.0で接続が推奨されている。
Windows 8での接続手順は前述したLaVie Lとほぼ同じだ。AtermWL900UをPCに接続してドライバソフトウェアを付属CD-ROMからインストールしてから、暗号化キーを手動入力して接続する場合/WPSを使って接続する場合/「Atermらくらく無線スタートEX」ソフトを使って接続する場合のいずれかの手順で接続する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.