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スマホと自作マシンの新たな連携――NFCユニットとBluetooh入力切り替え機が登場!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

お盆のアキバでは、自作マシンにNFC環境を組み込めるUSBハブや、マウスとキーボードをPCと共有できる切り替え機など、スマートデバイス連携の可能性を広げる注目製品が続々と登場した。

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「これ目当てでASUS製マザーを買う人もいるかも」――NFC対応レシーバーの評判

photo ASUSTeK「NFC EXPRESS」

 先週はスマホやタブレットとの連携を想定したユニークな新製品が多かった。マシンにNFC(近距離無線通信)環境が導入できると話題になっているのは、ASUSTeK ComputerのUSB 3.0接続機器「NFC EXPRESS」だ。NFC対応機器や付属のNFC用タグをかざすことでデータをやりとりできる。2ポートのUSBハブ機能もあり、価格は4000円弱となる。

 入荷したパソコンハウス東映は「自作マシンにNFC環境が組み込めるので、新たな周辺機器としてほしがる人は多いでしょう」と語る。ただし、本製品はASUSTeK製Haswellマザーのオプションという位置づけであり、他社製マザーには対応しない。サポートするOSもWindows 8のみだ。

photo パッケージ表面に書かれた導入条件

 マザーの種類によっても利用できる機能に差が出る。NFC対応タブレットやスマホなど入っている写真や動画をバックアップする「Photo Express」と、端末側からPCを操作できる「Remote Desktop」、登録したアプリを呼び出す「Quick Launch」、端末やタグをかざしてログインする「Windows 8 Login」と4種類の機能を用意しているが、すべてを利用できるのは「MAXIMUS VI EXTREME」や「Z87-PLUS」といったモデルに限られる。ほかのマザーでは、後者2つの機能しか使えない。

 このため、手放しでプッシュする店はなかったものの、将来性を期待する声は大きかった。ある店員さんは「スマホとのやりとりが圧倒的に楽になるので、本格的な連携を考えている人にはかなり訴求力があると思います。潜在ニーズは大きいでしょうし、一からASUSTeKの対応マザーでWindows 8マシンを組むという人も出てくるかも」と期待を膨らませていた。

photo ATEN「CS533-B」

 より幅広い環境で利用できるのは、ATENの入力デバイス切り替え機「CS533-B」だ。PCにUSBで接続し、スマホやタブレットなどとBluetoothで接続する仕組みで、一対のキーボードとマウスをPCとスマートデバイスで切り替えて使える。価格は8400円で、PC側の対応OSはWindows 7/Vista/XP/2000、Mac、Linuxだ。

 入荷したパソコンハウス東映は「スマホで長文を打ちたいときだけ、スタンドに置いて入力を切り替えてPCのような感覚で入力するといったことがサクッとできます。iOSなどではマウス操作が対応しないようですが、柔軟に組み合わせられると思いますよ」と話していた。

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