エプソン、“ページプリンタ並み”の耐久性を実現したA3ノビ対応インクジェットプリンタ
エプソンは、ビジネス向けモデルとなるA3ノビ印刷対応のインクジェットプリンタ/インクジェット複合機「PX-S7050」「PX-M7050F」を発表した。
エプソンは3月27日、ビジネス向けのA3ノビ対応インクジェットプリンタ「PX-S7050」、およびインクジェット複合機「PX-M7050F」の2製品を発表した。発売時期は2014年8月上旬の予定。価格はともにオープン、予想実売価格はPX-S7050が5万円台後半、PX-M7050Fが22万円台後半の見込みだ。
2製品はともに、A3ノビまでの大判印刷に対応したインクジェットプリンタ/複合機で、ノズルを高密度化した「PrecisionCore(プレシジョンコア)」プリントヘッドの採用により24枚/分(カラー/モノクロとも)の高速印刷を実現した。インクは全色顔料インクを採用。耐久性は、同社製ビジネスインクジェットプリンタ製品中最大となる30万ページに高められているのも特徴だ。給紙枚数は標準で250枚(+背面MPトレイ80枚+手差し1枚)で、さらに増設カセット3段(500枚×3)をオプション追加することもできる。
複合機モデルのPX-M7050Fは、印刷機能に加えてスキャン/コピー/ファクス機能を搭載。スキャンは両面同時読み取りに対応するほか、ADF(自動原稿送り装置)による用紙サイズ混在(A3とA4、またはB4とB5)のスキャンも可能だ。
本体サイズおよび重量は、PX-S7050が567(幅)×902(奥行き)×562(高さ)ミリ(使用時)/約26.5キロ、PX-M7050Fが590(幅)×902(奥行き)×562(高さ)ミリ(使用時)/約35.9キロ。
関連記事
- 新技術:BtoB品質の高速/高画質印刷をインクジェットで――エプソン「PrecisionCore」
エプソンのビジネスインクジェットプリンタ新製品に採用された次世代プリントヘッド技術「PrecisionCore(プレシジョンコア)」。レーザープリンタ並みのスピードと高画質をインクジェットで可能にしたそのテクノロジーとは? - インクジェットでレーザー並みの性能を――エプソン、ビジネス向け8機種
エプソンは、ビジネス向けカラーインクジェットプリンタ/複合機の新製品8機種を発売する。新開発したプリントヘッド技術「PrecisionCore」を搭載したことで、印刷スピードと画質を大幅に向上した。 - エプソン、耐久性を高めた業務向けA4インクジェットプリンタ「GP-730」
片面印刷並みの速度を実現した自動両面印刷機能を搭載。 - 新技術 BtoB分野の印刷にインクジェット技術を:エプソン、次世代プリントヘッド技術「PrecisionCore」発表
セイコーエプソンが次世代プリントヘッド技術「PrecisionCore(プレシジョンコア)」を発表。レーザープリンタ/産業用印刷機/アナログ印刷機などあらゆる印刷領域で、次世代インクジェットプリンティング技術への置き換えを図る。 - エプソン、印刷速度を2倍以上高速化した業務用ラベルプリンタ「TM-C3500」
エプソンは、業務用モデルとなるカラーラベル印刷用プリンタ「TM-C3500」を発表した。 - 省スペース化とスマホ連携に注力:エプソン、小型のA3機を加えた「カラリオ」プリンタ13年秋冬モデル
10機種13モデルの個人向けインクジェットプリンタを9月19日に発売するエプソン。目玉は、2011年の主力A4複合機より省スペースでA3に対応した新フラッグシップモデルだ。 - A3印刷/スキャンに対応――エプソン、カラリオ・プリンタの新製品10機種
エプソンは、カラリオ・プリンタの2013年モデル10機種を9月19日に発売する。上位機種がA3サイズの印刷、スキャンに対応。本体カラーは人気のホワイトを中心にラインアップした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.