MacBook Airは「Haswell Refresh」で速くなったのか:新旧機種をベンチで比較(2/2 ページ)
インテルの最新CPUを搭載した新型MacBook Airが価格を下げつつ高速化。しかし実際のところはどうだろうか。新旧モデルを比較してみた。SSDェ……
Windows環境下でも性能はほとんど変わらず、SSDは読み込み速度が低下
続いてWindows 8環境下でベンチマークテストを行った。新旧モデルに64ビット版Windows 8をインストールし、アップルのWindows Supportを導入している(BootCampドライバのバージョンは5.0 Build 5241)。
PC全般の処理をシミュレートするPCMark 7では、個別に見るとComputationを除くすべての項目で旧モデルが上回っているが、総合スコアは完全に横並びとなった。CPUとGPUの演算処理が多いComputationで新型モデルが優位なのはクロック分の差ともみてとれるが、総合スコアが示す通り、新旧モデルの性能差はほとんどないことが分かる。
一方、Windows環境下でSSDの性能を見るために、CrystalDiskMarkを実施したところ、こちらでもシーケンシャルリードで600Mバイト/秒を超えていた旧モデルに対し、419Mバイト/秒と大きく速度を落とした。ただ、テストデータに0Fill(読み書きデータに0のみを利用する)を用いた計測では、データ圧縮機能が有効化され、シーケンシャルリードが563.8Mバイト/秒まで伸びている(もっとも、通常の利用時でこうした処理はほぼ発生しないので参考程度に見てほしい)。なお、書き込み速度については、OS X環境下同様、わずかだが旧モデルを上回った。
以上、新型MacBook Airの気になるポイントを駆け足で見てきた。次回は測定器を使った検証や実際の使用感をレビューしていく。
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