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マウスコンピューター、開発中のノートPCをTaipeiでチラ見せCOMPUTEX TAIPEI 2014

大事なのは見た目じゃない! 中身だ! というコンセプトに、いろんな意味でうんうんとうなずいてしまいました。

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ユーザーが使いやすいノートPCを目指せ

 マウスコンピューターは、6月5日にCOMPUTEX TAIPEI 2014の南港展示場において、現在開発を進めているノートPCのコンセプトについて説明した。

 現在開発を進めているノートPCは、13.3型ディスプレイを搭載するモデルだ。出荷開始は2014年の夏から秋にかけてを予定しており、仕様の詳細はまだ確定していない。しかし、その製品コンセプトは「正統派のノートPCを作る」と明確だ。

現在マウスコンピューターが開発を進めているノートPC。その姿は製品版で変更になる可能性もある。ディスプレイはノングレアタイプも用意する。なお、カラーバリエーションもそろえる計画があるという

キーストロークを確保(現時点の計画では1.8ミリ)するため、ボディの高さは余裕を持たせている

 ここでいう“正統派”とは、薄さや軽さ、または、2in1を実現するギミックを優先するあまり、キーボードの打ちやすさや本体搭載のインタフェース、そして、価格といったユーザーの利便性を犠牲にしないことを目指している。

 本体サイズは明らかにしなかったものの、キーボードの打ちやすさで重要な要素となる「キーストローク」を確保するため、ボディの高さ(厚さ)は厚くする方向で開発を進めている。薄さを競う現代のノートPCデザインに逆行する考えだ。その代り、キーストロークは1.8ミリを確保するという。また、タッチパッドのクリックボタンもユーザーの使いやすさを考えて、左右の2つを用意する。

 ディスプレイサイズは、すでに述べたように13.3型だが、解像度は1600×900ピクセルと、最新の同サイズディスプレイ採用ノートPCと比べて抑えている。これも、法人ユーザーで需要が多いWindows 7モデルにおいて、“300dpi相当”の解像度では表示サイズが小さすぎてユーザーの利便性を損なうと判断したためと説明する。なお、現在の計画では、ディスプレイにタッチパネルを内蔵しない。

 13.3型ディスプレイを搭載してボディの高さに余裕があるため、ノートPC全体の外見は、同じサイズのディスプレイを搭載する最新モデルと比べて大きく見える。しかし、本体の重さはHDD搭載モデルでも1.5キロを切る予定だ。なお、バッテリーは取り外し可能で最少構成では2セルになる。バッテリー駆動時間は5〜6時間を予定している。

 ボディのデザインでは、バッテリーが外せるだけでなく底面を取り外してデータストレージデバイスやメモリスロットにアクセスできる。このおかげで(サポート対象外になるものの)急なデバイスの故障でもユーザーが自分で交換できるようになる。

左側面と右側面

なんとなく懐かしくなる外見なのに中身は最新

“古き良き時代の正統派ノートPCを目指す”というコンセプトで開発中のノートPCをアピールする、マウスコンピューター代表取締役社長の小松永門氏

 ボディデザインは、ややもすると「古き良き時代」のノートPCに近いが、内部の構成はインテルの最新プラットフォームを採用する。CPUはインテルの第4世代Coreプロセッサーの“Uシリーズ”を搭載する。システムボード側はインタフェースでM.2を搭載し、さらにワイヤレス充電技術“WiGiG”も利用できるとマウスコンピューターは説明している。

 また、ワイヤレスWANでは4G LTEへの対応も可能で、本体にはアンテナを含めてデータ通信に必要なパーツはすでに組み込んでいるという。ただし、4G LTE対応モデルをどのような流通で販売するかについては、検討を進めている段階だ。

 “古き良き”姿のノートPCに最新のCPUやシステムボードを搭載して最新の技術を利用できる開発中のノートPCだが、マウスコンピューターとしては「プレミアムなノートPC」ではなく、通常の価格帯で購入できるモデルとして投入する予定だ。ただし、実際に出荷した場合の価格はまだ決定していない。

→PC USER特設ページ「mouse computer station」
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