「YOGA 3 Pro」と「YOGA Tablet 2」の気になるところを説明会でチェックする:5段配列で“あのキー”はどこに行く(2/2 ページ)
レノボが全世界同時に発表した新世代YOGAシリーズ。新機軸満載の新モデルで、本体搭載インタフェースやキーボード、そして、システム基板まで確かめてみた。
YOGA 3 Proのシステム基板を見る
キーボードはYOGA 2 Proの6段配列から5段配列に変更した。最上段のファンクションキーがなくなり、数字キーと同居してFnキーの同時押しで機能する。なお、ESCキーは数字の1キー左隣にある。日本語キーボードの場合、この場所には半角/全角 漢字キーがあって日本語入力と英字入力の切り替えに使っているユーザーが多い。この半角/全角 漢字キーは、英語キーボードで“^”がある右端列の上から2段目に来る予定になっている。
パームレストなどキーボード周囲の表面には多数の円いくぼみを設けている。実際に手の平をおいてパームレストの上で動かしてみたが、天気のいい昼間の屋外で、ちょっと汗ばんだ手の平でもさらっとしていてスムーズに動かすことができた。
キーボードが5段になったのは、ボディの薄型化を実現するための変更に伴い、ボディ内部で基板の重なりができなくなり、キーボードのために確保できるスペースが少なくなったためとレノボの関係者は説明している。会場では、YOGA 3 Proの内部も展示していたが、システム基板は背面寄りの狭く細いスペースだけで間に合っており、そのほかの多くの部分をキーボードとバッテリー(こちらも薄いシート状になっている)で占めている。
YOGA Tablet 2のキックスタンドが180度開かない理由
13.3型ディスプレイを搭載してAndroid 4.4を導入するYOGA Tablet 2 Proは、背面のサブウーファーをはじめとしてJBLのスピーカーを搭載するなどサウンド関連機能も強化している。発表会の説明によると、フロントのスピーカーは出力1.5ワットを2基、背面のサブウーファーの出力は5ワットという構成だ。
YOGA Tablet 2シリーズでは、キックスタンドに穴を設けて壁のフックにかけて使う「ハングモード」を追加した。このため、キックスタンドが開く角度も従来から大幅に増えているが、それでも180度としなかった理由についてレノボ・ジャパンのスタッフは、シリンダー形状のバッテリー収納部が壁掛けにした状態でも干渉しないようにするためと説明している。
なお、YOGA Tablet 2 Proでは、キックスタンドの穴の開いた部分からアクセスできる本体背面にボタンを設けている。このボタンを押すとキックスタンドが飛び出して回転しやすくなる工夫も施している。
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