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Apple Watchの機能が大きく向上する 「watchOS 2」で実現すること:秋に無償アップデート(2/2 ページ)
Appleが発表した、Apple Watch向けOSの次期バージョン、「watchOS 2」では、現在多くのユーザーが感じている不満を解消する数々の機能強化が行われます。開発者は、Apple Watch単体で動作するアプリの開発も可能になります。
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Apple Watch上で動作するネイティブアプリ開発をサポート
現在のApple Watchアプリは、Appleが用意したものをのぞき、そのほとんどが処理をiPhone上で行い、その結果のみを画面上に表示するものとして提供されています。つまり、Apple WatchをiPhoneのサブディスプレイのように使うことしかできません。iPhone本体との通信が切れると、利用できる機能は極端に少なくなってしまいます。
新しいwatchOS 2.0では、入出力機能がより多彩になり、Apple Watch上での処理をサポートするので、Apple Watch単体で動作する「ネイティブアプリ」の開発が可能になります。音声やタッチパネル、デジタルクラウンの操作、加速度センサーなどを入力に活用し、出力には動画やTaptic Engineもサポートするので、初期のサードパーティー製アプリと比べ、格段に高機能なアプリが作れます。HealthKitを利用すれば心拍計のデータも取得でき、HomeKitの機能もApple Watchからアクセスできます。
また特筆すべき点として、Apple Watch単体でWi-Fi通信をサポートするようになるので、Wi-Fi環境があれば、iPhoneがなくても通信をして情報を取得することが可能になります。iPhoneがない環境でも、できることが増えそうです。
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