東芝がモバイルPCのラインアップを刷新――「dynabook N51/RX73/RX82/KIRA L/KIRA V」:2015年PC/タブレット秋冬モデル
2015年秋冬モデルとして東芝がモバイルノートPCのラインアップをモデルチェンジ。Windows 10に移行したほか、新世代CPUやUSB 3.1 Type-Cの採用、ハイレゾ音源対応などがトピックだ。
東芝は10月13日、11.6型モバイルPC「dynabook N51」シリーズ、13.3型ノートPC「dynabook KIRA L93/V83/V73/V63」シリーズおよび「dynabook RX73」シリーズ、12.5型2in1ノートPC「dynabook RX82」など、2015年PC秋冬モデルを発表した。
全モデルで64ビット版Windows 10 Homeをプリインストールしたほか、一部モデルで新世代CPUやUSB 3.1 Type-Cを採用したのが見どころだ。
11.6型モバイルノートPC「dynabook N51」
11.6型(1366×768ピクセル)モバイルノートPCのdynabook N51シリーズは、「N51/TG」の1モデルが投入される。厚さ約21.9ミリのボディを引き継ぎつつ、CPUをCeleron N2840からBrasweell世代のCeleron N3050に強化したのがポイント。また、内蔵マイクがデュアルマイクに変更されている。
そのほかのスペックは4Gバイトメモリ、500GバイトHDD、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN+Bluetooth 4.0、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI出力、アナログRGB出力、約92万画素カメラなど。バッテリー駆動時間は約4.6時間となっている。OSに64ビット版Windows 10 Homeをプリインストールするほか、オフィススイートとしてOffice Home&Business PremiumプラスOffice 365サービスが付属する。実売予想価格は10万円台半ばで10月23日に発売される予定。
12.5型2in1ノート「dynabook RX82」
着脱式キーボードにより、タブレットとしても使える12.5型2in1ノート「dynabook RX82」は、「RX82/TBP」の1モデルが登場。CPUがSkylake世代のCore M-6Y30に強化されたほか、USB 3.1 Type-Cの採用やデュアルマイクの内蔵、ハイレゾ音源対応など見どころが多い。本体カラーも新色のグラファイトブラックに変更された。
そのほかのスペックは、4Gバイトメモリ、256GバイトSSD、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN+Bluetooth 4.0、前面200万画素/背面500万画素Webカメラなど。1920×1080ピクセル表示の液晶ディスプレイは静電容量式のマルチタッチに対応し、電磁誘導方式の専用デジタイザーペンも付属する。OSは64ビット版Windows 10 Home、オフィススイートとしてOffice Home&Business PremiumプラスOffice 365サービスを付属。実売予想価格は18万円台半ばで12月下旬に発売される見込み。
13.3型モバイルPC「dynabook RX73」
13.3型(1920×1080ピクセル)モバイルPC「dynabook RX73」シリーズは、CPUで差別化した「RX73/TWP」と「RX73/TWQ」の2モデルが用意される。いずれもSkylake世代のCPUに強化されたほか、マグネシウム合金製ボディがさらに薄型、軽量化されているのがトピックだ。
具体的には上位モデルにCore i5-6200U、下位モデルにCore i3-6100Uを採用し、夏モデルに比べて本体重量を70グラム軽量化した約1.44キロ、厚さも21.4ミリに薄型化された。また、細かいところではACアダプタが重量約140グラムの小型タイプに変わっている。バッテリー駆動時間は約10時間。
そのほかのスペックは夏モデルをほぼ引き継ぐ。OSは64ビット版Windows 10 Homeをプリインストールする。実売予想価格は順に18万円前後、16万円前後で、11月下旬に発売する。
なお、13.3型モバイルPC「dynabook KIRA L93/V83/V73/V63」シリーズは、いずれもWindows 10 Homeの採用とデュアルマイクの内蔵以外は夏モデルのスペックをほぼ踏襲するマイナーチェンジとなっている。
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