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スペースシフト、個人でも買える人工衛星開発キット「ARTSAT KIT」――クラウドファンディングで販売開始
スペースシフトは、低価格帯を実現した超小型設計の人工衛星開発キット「ARTSAT KIT」の販売開始を発表した。
スペースシフトは2月3日、低価格帯を実現した超小型設計の人工衛星開発キット「ARTSAT KIT」を発表、クラウドファンディングサービス「Makuake」で販売開始を発表した。通常販売価格は80万円の見込みで、クラウドファンディング提供価格は40万円からとなる(記事執筆時点で40万円コースは“在庫切れ”となっている)。
2014年2月28日に打ち上げが行われた超小型衛星「ARTSAT1:INVADER」をベースにした衛星キットで、電子部品実装済みの基板のほか開発用の太陽電池やテスト用基板、詳細な設計仕様書などが付属。またソースコードも提供されるため、目的に応じてソフトウェアの改変などを行うことも可能だ。
なお基板取り付け用の“衛星構体”は付属せず、別途3Dプリンタなどによって作成が必要となるほか、打ち上げコストなどは代金に含まれない。また打ち上げに際しては、宇宙用送受信モジュールの購入や電波免許取得、振動試験/通信試験などの手続きも別途必要となる(同社にてサポートの予定)。
詳細は製品ページおよびクラウドファンディング販売ページを参照のこと。
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