富士通、ノートPC用バッテリーパックに発火の恐れ 対象製品を拡大
富士通が、2015年8月27日より行っているバッテリーパックの交換・回収において、対象となるバッテリーパックを新たに18機種追加した。
富士通は2月10日、同社が2013年4月から6月の間に製造したノートPCの一部機種に搭載するパナソニック製バッテリーパックに不具合があり、発火の恐れがあると発表した。
同社は2015年8月27日より、同様として問題のあるバッテリーパックの交換・回収を行っているが、今回の一件で対象製品を拡大した形となる。今回追加対象となったバッテリーパックを搭載する富士通製ノートPCで発火の事故は発生していないが、さらなる事故の未然防止に向け、該当製品を持つユーザーに対してバッテリーパックの無償交換を行っていくという。
バッテリーパックの交換対象となるのは、以前から告知していた2011年モデルから2012年モデルのノートPCの一部の機種(29機種)と、今回追加した2013年モデルから2014年モデルのノートPCの一部の機種(18機種)で、計37機種となった。
上記機種以外でも、修理によってバッテリーパックを交換した場合やオプションバッテリーパック(型名:FMVNBP210)を購入した場合に対象に含まれる可能性があるとしている。
手元にあるバッテリーパックが交換対象かを確認するには、同社が公開している対象一覧で型番を確認するか、バッテリーパックを装着したPCからWeb上に公開している「バッテリーパック自主交換プログラム対象製品チェックツール」にアクセスする方法がある。
同社は2015年8月27日から2016年2月10日までに「交換対象外」と確認したユーザーにおいても、再度確認するよう呼びかけている。
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