レビュー
「VAIO Z」クラムシェルモデル徹底検証――性能だけでなく使い勝手も最上級か:2in1より魅力的?(4/5 ページ)
タブレットへの変形機構は不要というユーザーの声に応えて追加された「VAIO Z」クラムシェルモデル。スペック表では分からない使い勝手に迫る。
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フリップモデルにはペン操作を補助する新アプリ導入
今回はクラムシェルモデルが中心のレビューだが、フリップモデルの変更点についても触れておこう。タブレットモードに変形し、指でのタッチ操作とデジタイザスタイラスが使えるフリップモデルでは、「VAIO Shortcut Menu」と「VAIO Pencil Board」の新しいアプリが標準でプリインストールされている。
VAIO Shortcut Menuは、利用頻度の高いキーボードショートカットを画面の端にタッチキーとして表示し、タブレットモードでの使い勝手をフォローするものだ。Adobe Photoshop CC、Adobe Illustrator CCなどクリエイティブ系アプリ別のキーセットも用意されている。
VAIO Pencil Boardは、いわゆる「下敷き機能」と呼ばれるもの。画面全体または一部分だけ指でのタッチ操作を無効にし、ペンの操作だけを受け付けるようにするものだ。筆圧対応のペンでじっくりと描画したいとき、誤操作を一切気にせず作業に集中できる。
VAIO Zフリップモデルは、画面側から見るとクラムシェルモデルとほぼ同じだ。この状態を「キーボードモード」と呼ぶ。液晶ディスプレイは光沢仕様でタッチパネルを搭載しており、デジタイザスタイラス(筆圧ペン)にも対応する。画面の下にはWindowsボタン、ヒンジ部には変形機構のロックスイッチがある
フリップモデルに付属するデジタイザスタイラス(ペン)。筆圧レベルはハードウェア的には256段階で、ソフトウェア処理により1024段階相当の効果を実現している。クリエイター向けタブレットの「VAIO Z Canvas」同様、ペングリップが付属する。ペングリップを装着すると、ペンが太くなって握りやすくなり、滑り止めの効果もある
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