iPad Proを週刊少年誌の連載漫画家が“液タブ”として使う:絵師の未来、こっちかも!?(3/3 ページ)
ペン入力に対応したiPad Pro。アプリを活用すれば、Macの液晶ペンタブレットにも早変わり。果たして、漫画家の実用に耐えるのか……!?
iPad Proはメインのペンタブ環境になるのか
iPad Proをメインのペンタブ環境にすることは、いかにAstropadというアプリがあれど、ペンの追従性やブロックノイズといった問題があるため、万人にはお勧めできない。しかし筆者個人としては、iPad ProとApple Pencilの環境には魅力を感じており、iPad Proさえ持っていればサブ環境として積極的に仕事に使ってみたいところだ。
さらに今後、Appleやアプリベンダーが本腰を入れてクリエイターのための環境を整えていけば、もしかすると、iPad Proをデジ絵制作のメイン環境として使う人が増えるかもしれない。ワコムのペン性能には信頼を置いているが、Apple Pencilにもなかなかのポテンシャルを感じる。そして、液晶パネルの美しさや視差の少なさ、タッチインタフェースについては、iPad Proは圧倒的な完成度を誇っている。
ちなみに「僕が考えた最強のペンタブ環境」は、iMacにCintiq 13HDを接続し、その状態でCintiq 13HDの画面をAstropad経由でiPad Proにミラーリングするというもの。実際に試してみたが、これがまた便利なのだ。
Cintiq側でカキカキできるうえに、Apple Pencilの描き味が恋しくなったり作業机から離れて絵を描きたくなったら、iPad Pro側で描けば良い。また、この方法ならiMac側の画面も活用できるので、iPad側にはキャンバスを配置し、iMac側には原稿の全体像を常時表示するといったことができる。なんというゼイタクだろう……!
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