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ファンレス設計で頑丈ボディー――13.3型画面の「HP EliteBook 1030 G1」でビジネスは快適になるか(2/3 ページ)

日本HPのビジネスモバイルPCのプレミアムラインに新型が登場した。快適なビジネスの役に立つのか、検証していこう。

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USB Type-C端子を搭載し拡張性がアップ ただしメモリカードスロットは廃止

 EliteBook 1030 G1の本体は、USB 3.0 Type-A端子(Powered USB対応)を2基、USB 3.0 Type-C端子を1基、HDMI端子を1基、ドッキングステーション専用スロットを1基備えている。ドッキングステーション端子にはオプションの「HP UltraSlim ドッキングステーション2013」または「HP VGA&Ethernetアダプター」(参考記事)を、USB 3.0 Type-C端子には「HP USB-C トラベルドック」(参考記事)を接続可能だ。職場でも出先でも、容易にポート類を増設できるソリューションが用意されていることはうれしいことだ。これらはオプション品であるため、必要に応じて購入するようにしよう。

 一方で、先代にはあったmicroSDメモリーカードスロットは廃止されている。メモリーカードを使う場合は別途USB接続のリーダーライターを用意しよう。

左側面
本体の左側面にはケンジントンロック、HDMI端子、USB 3.0 Type-A端子、USB 3.0 Type-C端子がある
右側面
本体の右側面にはイヤフォンマイク端子、USB 3.0 Type-A端子、ドッキングステーション端子、電源端子がある

キーボード:日本語配列独自のカスタマイズでより入力しやすい

 筆者のように日常的にPCを使って文章を作成・編集する人にとっては、ノートPCといえどもキーボードはこだわりたいポイントだ。EliteBook 1030 G1のキーボードは、キーピッチ約18.7mm、キーストローク約1.5〜1.7mmとなっている。先述の通り、ボディーが高い剛性を有しているため、たわむことなくしっかりと打ちこめる。LEDバックライトも装備しているので、暗い場所でのキー入力もバッチリだ。

 さらに、日本語キーボードは他言語のキーボードと比較してEnterキーをやや大きめに取り、左右の方向キーを小型化した上で下寄りにするカスタマイズを施している。これによって、より快適な文字入力を実現している。

EliteBook 1030 G1の日本語キーボード
EliteBook 1030 G1の日本語キーボードは他の言語のキーボードと比べてEnterキーが大きく、左右の方向キーが小さく下寄りに付いている
キーボードの光る様子
キーボードバックライトを備えているので、暗い場所でも安心(筆者撮影)

スピーカー:「Bang & Olufsen」とコラボした音抜けの良いスピーカーを採用

 最近、プレゼンテーションに動画を使うことが増えた。出先でのプレゼンテーションは、本体単体で行わなければいけないことも多い。また、ビデオ会議にPCを使う機会も増えた。プレゼンテーションやビデオ会議で利用する際に、意外と重要なのが本体の内蔵スピーカーだ。

 内蔵スピーカーで音声を再生してみたところ、音が小さすぎて聞こえづらい――という経験をしたことはないだろうか。「音が小さいなら音量を上げよう」ということでボリュームを上げたら、今度は音割れで聞こえづらい――なんてことも良くあることだ。

 EliteBook 1030 G1は、デンマークの音響機器メーカー「Bang & Olufsen」と共同開発したステレオスピーカーを内蔵している。このスピーカーは「音」も「声」も明瞭に再生してくれるだけではなく、音源にもよるが、ボリュームを上げても音割れがほとんど発生しない。小型・薄型のノートPCとは思えないほど質の良いものだ。

Bang & Olufsenと共同開発したスピーカーを搭載
EliteBook 1030 G1のスピーカーはBang & Olufsenとの共同開発。サイズ感からは想像できない良い音が出る

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

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