スマホ強化にこれ1台 モバイルバッテリーにもなるWi-Fiカードリーダーは買い?(1/3 ページ)
SDメモリーカードはもちろん、USBメモリや外付けHDDもワイヤレスで接続でき、おまけにモバイルバッテリーにもなる。そんなラトックシステムの便利アイテム「REX-WIFISD1H」を試してみた。
スマートフォンやタブレットが存在感を増すにつれ、これまでPCで使ってきた周辺機器を使いたいというニーズは高まりつつある。もっとも、それらの多くは有線接続なので、最低限の端子しかないスマホやタブレットとどのように接続するかがハードルとなる。
そのハードルを越えられるアイテムの1つが、ラトックシステムの「REX-WIFISD1H」だ。メモリカードリーダーに分類される製品だが、USBストレージを接続できる機能などマルチな使い方ができる。実際にどのような機能を備えているのか、使い勝手も含めてチェックしていこう。
USBメモリにも対応、モバイルバッテリーにもなる
本製品は、スマホやタブレットからアクセスが可能なWi-Fi対応のSDメモリーカードリーダーだ。本体側面のSDメモリーカードスロットに、デジタルカメラなどで撮影した画像の入ったSDメモリーカードを挿入すると、専用アプリ「WiDrawer3(ワイドロワー3)」を用いて、スマホやタブレットからそれらの画像を閲覧したり、インポートしたりが可能になる。
搭載された機能はこれだけにとどまらない。本体のUSBポートにUSBメモリや外付けHDD(最大2TB)といったストレージを接続すれば、その中のデータを読み取ることができる。データをスマホやタブレットに取り込みたい場合に役立つのはもちろんだが、わざわざPCを立ち上げなくても、ストレージの中に入っているデータをスマホやタブレットで確認できるというのはなかなか便利だ。
また、PCとUSBケーブルで接続し、一般的なSDメモリーカードリーダーとして使うこともできる。前述のようにスマホやタブレットからはWi-Fiカードリーダーとして使えるわけだが、何らかのデータをSDメモリーカードに書き込みたい場合、本製品にSDメモリーカードをセットしたまま、PCとUSBケーブルでつなぐだけで読み書きが行えるわけだ。
さらに、モバイルバッテリーとして使えるのも面白い。本製品はWi-FiのカードリーダーおよびUSBホストアダプターとして利用するためのバッテリーを内蔵しているわけだが、それをスマホやタブレットの充電用に転用できるのだ。出力は1Aまでという制限はあるが、3000mAhの容量があるので、スマホおよそ1台分はフル充電できる(具体的にどこまで充電できるかはスマホによる)。
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