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14型クアッドコアでアンダー1kg! 新時代のモバイルノート「Swift 5」レビュー(3/4 ページ)

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見やすい14型液晶ディスプレイ、サウンドもパワフル

 薄型軽量ノートPCの画面は13.3型が主流だが、本製品はひとまわり大きな14型を搭載している。表示解像度は1920×1080ピクセルに対応する。画素密度は約157ppiだ。

 同じ解像度でもアイコンやテキストが少し大きく表示されるため、見やすく疲れにくい。視野角の広いIPS方式を採用し、表面は光沢仕上げとなっている。光沢仕上げのため、照明や外光の映り込みはあるが、メリハリのある印象の良い表示だ。

 エックスライトのカラーキャリブレーションセンサー「i1 Display Pro」とカラーキャリブレーションツール「i1 Profiler」を使って計測した色域はsRGB面積比105.7%(カバー率98.4%)、輝度は255cd/m2、コントラスト比1342:1、色温度が7407Kだった。

 画面には、10点マルチタッチ対応のタッチパネルも搭載している。最近のクラムシェル型ノートPCではタッチパネルを搭載する製品は少なくなってきたが、プライベートで楽な姿勢で使ったりするには便利だ。

 パワフルなサウンドも印象的。底面部手前側の両サイドにステレオスピーカーを内蔵しており、Acer独自のアンプ技術「TrueHarmony」と「Dolby Audio Premium」により、薄型軽量ノートPCとは思えない、パワフルな音圧でコンテンツを再生できる。12〜13畳くらいの部屋ならば余裕で響き渡る。


液晶ディスプレイのサイズは14型。表示解像度は1920×1080ピクセルに対応する。視野角の広いIPS-Pro方式を採用しており、ななめからでもクッキリと見える

「i1 Display Pro」と「i1 Profiler」で作成したICCプロファイルをColor AC(Phonon氏・作)で表示させた。実線がSwift 5で、点線がsRGBの色域だ。sRGBカバー率は約98.4%、面積比では105.7%だった

ガンマ:sRGB、白色点:CIEイルミナントD65を目標値としたi1 Profilerのキャリブレーションカーブ。標準で色温度が少し高いため、青と緑は少し出力が下方へ下げられている

画面の下には、720pのWebカメラ、デュアルマイクを搭載する

音響ソフトウェアに「Dolby Audio Premium」を導入。コンテンツを自動で判定して最適なサウンド体験ができるようになっている

第8世代でクアッドコアになったTDP15WのCore i5を採用

 CPUは、「Core i5-8250U」を搭載する。第8世代CoreプロセッサのモバイルノートPC向けのUシリーズ(TDP15W)の中堅モデルだ。この第8世代Coreプロセッサは開発コードネーム「Kaby Lake R」で知られるが、CPUのコア(メインとなる演算を行う部分)が従来比2倍の4つに増え、パフォーマンスが向上している。

 メモリ容量は8GB、ストレージが512GBのSSD(Serial ATA 6Gb/s)。評価機のSSDは、「Micron 1100」が搭載されていた。メモリはLPDDR3を採用しており、オンボード実装されているため、増設や交換などはできない仕様となっている。


CPUは「Core i5-8250U」を搭載する。クアッドコアのパワーを引き出すため、ファンとヒートパイプをデュアル化しているという

「Hwinfo 64」で取得したパワーリミット情報を見ると、PL1、PL2とも15ワットとされている

評価機のSSDは「Micron 1100」を搭載していた。SSDとしては特に目立つ性能のモデルではないが、HDDとは雲泥の差の快適度で使える

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