シリアルポートとType-C 古くて新しい入出力端子類
端末側面の入出力端子を見ていこう。まず背面にはシリアルポート、HDMI、USB Type-A×2、USB Type-C×1、有線LANポートが並ぶ。最新ノートPCの多くに搭載されているUSB Type-CやHDMIポートのすぐ隣に、最新PCではまず見かけないシリアルポートがあるというアンバランスさが面白い。
約6型という小型筐体にもかかわらず、シリアルポートの他に有線LANポートも搭載しているというのもポイントだ。
左側面にはUSB Type-A×1とmicroSDカードスロットがある。
前面にはマイクと3.5mmイヤフォンジャックがある。
右側面には「リセット」穴がある。ピンなどを差し込んで押すと強制的に電源が落ちる。試してみた限り再起動するわけではなさそうなので、再度起動するには手動で電源ボタンを押す必要がある。
R/Wの優秀なストレージ
内部スペックも簡単に見ていこう。まず、CPUはGemini Lake世代のCeleron N4100(4コア4スレッド、ベースクロック1.1GHz、ブースト時2.4GHz)だ。メモリは4GBで、ストレージは120GB。スペック的にはちょっとした編集作業やターミナル操作に向いているといえる。
ストレージ(SSD)の製造メーカーはBIWINという中国メーカーのもので、CrystalDiskMarkのシーケンシャルリード/ライト速度と同社のカタログスペックを照らし合わせるとおそらくSATA3接続のM.2 SSDだろう。
シーケンシャルリードで約545MB/s、ライトで約468MB/sという速度を出せているので、ストレージのせいで動作が遅くなるということはなさそうだ。ちなみに、ストレージがeMMCのGPD Pocket2はリードが約211MB/s、ライト約125MB/sだった。
以上の開封レビューから、シリアルポートを必要とするエンジニアが利用する小型端末としての要件は満たしていそうだと感じた。より詳細なレビューは今後掲載していく。
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