加湿機能の実力は? スマートスピーカーで操作できるアロマディフューザーを試す:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/4 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は+Styleが販売している「スマートアロマミストポッド」を試してみた。
Alexaから使う場合は「定型アクション」の活用がお勧め
続いて、スマートスピーカーからの利用手順を見ていこう。ここではAmazon Echoを例に取り上げる。前述のスマホアプリから問題なく使えている状況下で、Alexaアプリを開き、Alexスキル「Smart Life」を有効化し、スマホアプリへのログインでも使った「+Style」のアカウントでログインする。
後はデバイスの検出を実行すれば、操作可能なスマート家電のリストに、本製品の名前(初期設定では「アロマミスト」)が表示される。「アレクサ、アロマミストをつけて」「消して」とリクエストすれば、それに同期して電源のオン・オフが行われる。
スマートスピーカーからできる操作は電源のオン・オフのみで、せいぜい手がふさがっている時に音声で電源を入れる用途くらいしか思い浮かばないのだが、Alexaスキルがスマートホームスキル対応なので、Alexaの「定型アクション」に組み込めるのは大きな利点だ。
これはつまり、就寝前に室内の照明をオフにするのと合わせて本製品をオンにするなど、他のスマートホーム製品と一括で操作できることを意味する。さらに、Echo Plusの温度センサーが一定以下の室温を検知したら電源を入れるなど、外部のセンサー機器と連動させることも可能だ。スマートスピーカーと連携させる意義があるとすればむしろこちらだろう。
気になるのは、電源をオン・オフすると、本体側面のLEDリングを消灯に設定していても、必ずカラフルに光る「サイクルモード」に戻ってしまうことだ。派手な点灯を嫌ってオフにする人は少なからずいるはずで、選択中のモードを記憶しておく機能は欲しかったところだ。
なお、本製品は全ての通知がLEDで行われる仕様になっている。それゆえ例えば水が切れた場合、LEDの点滅で通知してくれるのだが、目視していないと全く気付かないこともしばしばあった。重要なアクションに対してはブザーを鳴らすなどのギミックも欲しかったところだ。
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