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Core iシリーズのバルク品を売る店と売らない店 苦悩が続くアキバの今週末アキバ速報(1/2 ページ)

Intelのコンシューマー向けCPU「Core i」シリーズは長らく品薄傾向が続いている。バルク品を扱うショップもあり、逆にBTO向けのCPUが足りないと嘆く声もあり、それでもどうにかやりくりしている様子だ。

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 10連休を前に、TSUKUMO eX.はCore i7-9700Kのバルク品の取り扱いを開始した。CPUクーラーまたはマザーボードとのセット購入が条件で、価格は4万9658円(税込み、以下同)となる。5万2898円のリテール版と比べて3000円以上安い。

「買えなくはないけど、潤沢ではない」――10連休前のIntel CPU状況

 同店では現在、Core i9-9900KとCore i7-9700KF、Core i5-8500のバルク品も扱っている。「売れ筋のi7-9700Kの在庫を厚くする必要があったので頑張りました。次いで人気のある9400Fは比較的潤沢ですが、油断はできませんね」という。

Core i7-9700K
TSUKUMO eX.のCore iシリーズ価格表。i7-9700Kもバルク品が選べるようになった
Core i7-9700K
バルク品の選択肢があるモデルもいくつか見られる

 他にもCore iシリーズのバルク品を扱うショップはあり、トレイに入ったCPUが売られる光景はそれほど珍しくなくなっている。自社のBTOマシン用のCPUを流用するなどして自作PC側の在庫をやりくりしていることが多いが、5カ月前はそれが許されなかった雰囲気だったことと考えると興味深い。

 一方、バルク品なしでやりくりしているショップもある。2018年12月に先陣を切ってCore i9-9900Kのバルク品を扱ったドスパラ秋葉原本店もその1つだ。「やりくりはなかなか厳しいですけど、ウチだけでなくBTOマシン業界全体でCore iシリーズが枯渇していることもあって、リテール品でどうにか調整しています」と話していた。

Core i7-9700K
ドスパラ秋葉原本店のCore iシリーズ価格表。バルク品はない

 一時期ほどの深刻さは脱したものの、どこのショップでもCore iシリーズの在庫状況は「買えなくはないけど、潤沢ではない」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)という具合。それはBTO側も同じで、供給の不足分をそれぞれの判断でどうにかしている、薄皮をさらに伸ばして店頭に在庫を並べているといった状況のようだ。

 10連休にIntelマシンを組もうと考えているなら、やはり早めに買い物するのが得策かもしれない。

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