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Core iシリーズの入荷が続くも「潤沢にあらず」 迫るAMDの影?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

アキバで長らく“枯渇”状態が続いているCore iシリーズだが、先週は複数のショップで多くのCPUが入荷した。しかし、安堵(あんど)の声は聞かない。また、Windows 7がインストールできるSoCオンボードのマザーボードも注目を集めている。

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 今年に入ってから、Intel製CPUの価格表は「売り切れ」の札がズラリと並び、その隙間にかろうじて在庫のラインアップが見つかるという状況が続いていた。しかし、先週は多くのショップで札がほとんどなくなっている。パソコンSHOPアークは「なぜだか分からないですけど、急に色々な種類が入ってきた感じですね」と話す。


2019年始めのパソコンSHOPアークのIntel CPU価格表

6月21日時点の価格表。第8および9世代ともに売り切れモデルが減っている

「広く薄〜く入ってきた感じ」――Intel構成を組む最大のチャンス!?

 他のショップも同様のタイミングでCPUが補充されたようで、LGA1151対応の現行リテールボックスに関しては、ハイエンドからエントリーまで万遍なく入荷したという話を複数耳にした。とはいえ、これで供給不足が解消されるという見方はゼロに近い。

 TSUKUMO eX.は「広く薄〜く入ってきた感じで、ラインアップ単位でみると在庫はそこまで多くありません。特にCore i5以下はこれまでの枯渇具合からすると、またすぐ売り切れ連発になってしまう可能性があります」と冷静に見立てていた。

 別のショップも「今度はNAS向けのIntel製CPUの供給が滞っているという話もあります。少ないアウトプットをあくせく振り分けていて、たまたま今回はパーツ市場向けに来たということかも。AMDの勢いも無視できないでしょうしね」と推測する。

 そして、「であればこそ、今は絶好のチャンス」との声も。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「Intel製CPUの供給不足は当分続く見込みなので、今年Intelでマシンを組むなら今はまたとない好機だと思います。ちょうど夏のボーナスとも重なりますし、これを逃したら、すぐ前と似た状況に戻ってしまうかもしれません」という。


TSUKUMO eX.のIntel製CPU価格表

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の価格表
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