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Intelがモバイル向け「第10世代Coreプロセッサ(Ice Lake)」のラインアップを発表計11モデル投入

「第10世代Coreプロセッサ」のモバイル向けラインアップが発表された。予定通り、2019年年末には搭載するモバイルPCも登場する見通しだ。

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 Intelは8月1日(米国太平洋夏時間)、モバイルPC向け「第10世代Coreプロセッサ」(開発コードネーム:Ice Lake)のラインアップを発表した。省電力設計の「Uプロセッサ」は6種類、超省電力設計の「Yプロセッサ」は5種類登場し、搭載製品は2019年末に発売される予定だ。

第10世代Coreプロセッサ

モデル名規則の一部変更

 第10世代Coreプロセッサでは、モデル名の命名規則が第9世代までのものから変更されている。

 例えば、今回の新製品で最上位となるモデルは「Core i7-1068G7」という名称。「Core i7-」より後ろの数字やアルファベットは、以下のような意味を持つ。

  • 10(千の位と百の位):CPUの世代(第10世代)
  • 68(十の位と一の位):CPUのSKU(受発注上の区分番号)
  • G7:内蔵グラフィックス(GPU)のレベル(性能)

 このように、新しい命名規則では型番だけでプロセッサ種別を判定するのが困難になった一方、型番から内蔵GPUの性能を把握しやすくなった

 CPUのSKUは、基本的には処理性能が高いほど大きな数字となっている。GPUレベル表記も、処理性能が高いほど大きな数字となる。今回の新製品では、レベルによって以下のGPUが搭載されている。

  • G1:Intel UHD Graphics(実行ユニット32基)
  • G4:Intel Iris Plus Graphics(実行ユニット48基)
  • G7:Intel Iris Plus Graphics(実行ユニット64基)
モデル名規則
モデル名の規則は従来とは異なる

Uプロセッサのラインアップ

 モバイルPC向けメインストリームとなるUプロセッサのラインアップは以下の通り。TDP(熱設計電力)は、最上位のCore i7-1068G7のみ28W、その他の製品は15W(通常)〜25W(最大)となる。最大稼働周波数が2つ記載されている場合は、前者がシングルコア、後者がマルチコアのものとなる。

  • Core i3-1005G1(1.2G〜3.4GHz、2コア4スレッド、4MBキャッシュ)
  • Core i5-1035G1(1G〜3.6G/3.3GHz、4コア8スレッド、6MBキャッシュ)
  • Core i5-1035G4(1.1G〜3.7G/3.3GHz、4コア8スレッド、6MBキャッシュ)
  • Core i5-1035G7(1.2G〜3.7G/3.3GHz、4コア8スレッド、6MBキャッシュ)
  • Core i7-1065G7(1.3G〜3.9G/3.5GHz、4コア8スレッド、8MBキャッシュ)
  • Core i7-1068G7(2.3G〜4.1G/3.6GHz、4コア8スレッド、8MBキャッシュ)

Yプロセッサのラインアップ

 超省電力なモバイルPC向けのYプロセッサのラインアップは以下の通り。TDPは全て9W(通常)〜12W(最大)となる。最大稼働周波数が2つ記載されている場合は、前者がシングルコア、後者がマルチコアのものとなる。

  • Core i3-1000G1(1.1G〜3.2GHz、2コア4スレッド、4MBキャッシュ)
  • Core i3-1000G4(1.1G〜3.2GHz、2コア4スレッド、4MBキャッシュ)
  • Core i5-1030G4(700M〜3.5G/3.2GHz、4コア8スレッド、6MBキャッシュ)
  • Core i5-1030G7(800M〜3.5G/3.2GHz、4コア8スレッド、6MBキャッシュ)
  • Core i7-1060G7(1G〜3.8G/3.4GHz、4コア8スレッド、8MBキャッシュ)

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