NECがゲーミングPCを投入か 「Project 炎神」稼働中:40周年記念を受けた次の一手
NECパーソナルコンピュータが、NECの事業の源流となった「PC-8001」の生誕40周年にちなんだ取り組みを発表。その中で、ゲーミングPCへの取り組みについての言及もあった。また、特別カラーモデルやミニチュアモデルも動画でチェックしよう。
8月5日、NECパーソナルコンピュータがNECの事業の源流となった「PC-8001」の生誕40周年にちなむ取り組みを発表。1979年に発売したPC-8001をモチーフに、独自のカラーリングなどを施したモバイルノートPC「LAVIE Pro Mobile PM750/NAA」を発売する。
同時に、ラズベリーパイベースのミニチュア(4分の1サイズ)コンピュータ「PasocomMini PC-8001」をセットにした500台限定の「PC 40th Anniversary Edition Premium Package」が用意された。
NECが独自にゲーミングPCを投入!? 社内プロジェクト始動
発表会では、同社商品企画本部 商品企画グループ 部長の森部浩至氏が「One more thing……」として突如社内プロジェクトの「Project Engine(炎神)」が始動していることを明らかにした。
「レノボが手がけているゲーミングPCブランド『Legion』シリーズとは異なる、当社独自のゲーミングPCやプラットフォームなどを検討している。プロゲーマーや関係者とディスカッションを続けている段階だが、近々何かしら紹介できると考えている。プロジェクト名は起源(オリジン)や復活・再生(Phoenix)という思いを込めたものだ」(森部氏)
森部氏はプロジェクトフェニックス 総合プロデューサーという役職も兼ねており、「コンシューマーゲーム機などではなく、あくまでPCベースでのゲームを楽しんでもらいたいと考えている。PCならではのリッチな画面やサウンド、多彩なカスタマイズなどを生かしたものにしたいし、スマホや携帯ゲームなどから移行を促すものにしたい」と抱負を語った。
同様に、デビット・ベネット代表取締役執行役員社長も「NECは、実は今のe-SportsにつながるゲーミングPCを40年前から作っていた。NECがやるからにはゲーマーを満足させなければならない」とProject 炎神について言及した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「PC-8001」40周年を記念したLAVIE Pro Mobileの特別モデルが登場 ラズパイベースのゲーム付きミニPC-8001も登場
NECパーソナルコンピュータのモバイルPC「LAVIE Pro Mobile」特別モデルが登場。同社の事業の源流となる「PC-8001」をモチーフとしたカラーをまとい、当時の「NEC」ロゴをあしらっている。合わせて、PC-8001のプログラムを稼働できるミニチュアモデルを製作。一定の条件でプレゼントする。 - NECパソコン生誕から40年 8月5日にPC-8001にちなむ“特別モデル”登場へ
2019年8月、NEC(現・NECパーソナルコンピュータ)が「PC-8001」を発売してから40周年を迎える。それを記念した“特別”が、8月5日に発表される。 - 「世界最軽量」よりも「バランス」――LAVIE Pro Mobileの新たなる挑戦
「世界最軽量」を追い求めてきたNECパーソナルコンピュータの「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズ。その後継である「LAVIE Pro Mobile」では、その看板をあえて掲げていない。その背景には何があるのだろうか。 - プロシューマー向け13.3型モバイルノートPC「LAVIE Pro Mobile」登場 カスタマイズモデルは「LTE」「16GBメモリ」対応
NECパーソナルコンピュータの軽量モバイルPC「LAVIE Hybrid ZERO」の13.3型モデルが、新たな名前を得てモデルチェンジ。いわゆる「プロシューマー」をターゲットに、実用性を重視した設計となっている。 - 5月9日:日本PCの原点、NEC「PC-8001」登場