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17.3型大画面の高コスパ高性能ノートPC マウスコンピューター「m-Book W890BN-M2S2」を試す(3/3 ページ)

マウスコンピューターの「m-Book Wシリーズ」は、17.3型の大画面を備えるノートPC。高性能CPUと外部GPUも搭載し、幅広い用途で役立つことが魅力だ。今回は、中位モデルの「m-Book W890BN-M2S2」の実力をチェックしていく。

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ジャンルを問わない高性能をベンチマークテストで実証

 最後に、本機のベンチマークテストの結果を掲載する。評価機のスペックはは以下の通り。

  • CPU:Core i7-9750H(6コア12スレッド、2.6G〜4.5GHz)
  • メモリ:16GB(8GB×2)
  • GPU:GeForce GTX 1650(4GB)
  • ストレージ:256GB SSD(Western Digital SN520)
  • OS:Windows 10 Pro(1903)

 まず、CPU性能を見るために「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」のテストを実行した。R15のスコアはR15で1244cb(シングルコアで194cb)、R20で2512cb(シングルコアで468cb)と、確実に前世代のCore i7-8750Hを上回っている。

 冷却性能などにも不安はなく、CPUの性能をしっかりと引き出していることが分かる。

CINEBENCH R15
CINEBENCH R15のスコア。Core i7-8750H搭載機のそれを確実に上回る
CINEBENCH R20
CINEBENCH R20のスコア。こちらもCore i7-8750H搭載機をはっきり上回る
サーモグラフィー
CINEBENCH R20の終了直前にFLIR ONEで撮影したサーモグラフィー(室温24℃)。キーボードのホームポジションやパームレストまでは発熱が伝わってこない

 フィンランドULが提供する総合ベンチマーク「PCMark 10」では、スコアは5065だった。PCとしての総合性能は高いことが伺える。

PCMark 10
PCMark 10のスコア

 ゲーミング性能を見るために、「FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマーク」「FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク」も実行した。両者ともにフルHDの最高品質で「非常に快適」評価を得ることができた。

 放熱性能も優秀で、ベンチマークテストで高負荷をかけても手がよく触れるパームレストはクールな状態が保たれていた。動作音は高負荷時にはそれなりに大きな音はするが、爆音というほどのノイズではない。

漆黒のヴィランズベンチマーク
漆黒のヴィランズベンチマークの結果
紅蓮のリベレーターベンチマーク
紅蓮のリベレーターベンチマークの結果

 3Dグラフィックスのパフォーマンスを見るために、ULの「3DMark」のテストも2つ実施した。DirectX 11ベースの「Fire Strike」のスコアは8278、DirectX 12ベースの「Time Spy」のスコアは3648となった。

Fire Strike
Fire Strikeのスコア
Time Spy
Time Spyのスコア

幅広い用途に対応できる大画面高性能高コスパマシン

 ベンチマークテストの結果から分かる通り、m-Book W890XN-M2S2の基本性能はとても優れている。

 大画面の液晶ディスプレイも見やすく、インターフェイスも豊富に備え、ビジネスはもちろんクリエイティブ、ゲーミングまで、PCでできる幅広い用途をかなり高いレベルで一通りこなせる仕上がりとなっている。「いろいろなことができる高性能なPCが欲しい」という人、「PCをさまざま活用したい意欲はあるが、はっきり目的は絞れない」という人には特に向いている。

 直販サイトでの販売価格は、13万9800円(税別)と大変リーズナブル。初めてのPCとしても、低価格入門機からのステップアップとしてもお勧めだ。シンプルなデザイン、大きくて見やすい画面なので、シニア層にもお勧めできる。

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