時計表示に特化した小型スマートディスプレイ「Lenovo Smart Clock」を使ってみた:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は時計表示に特化したスマートディスプレイ「Lenovo Smart Clock」をレビューする。
セットアップはスマホアプリで実行、時計表示に特化したUI
セットアップは、Google Nest Hubと同様、本体の画面ではなくスマホアプリで行う。本体の画面だけでセットアップがほぼ完結するEcho Show 5とは対照的だ。




実際に使ってみると、製品名の通り、時計機能がメインの製品であることがよく分かる。ホーム画面は時計表示に特化されており、何らかの別の機能を呼び出して使っても、すぐに時計の画面に戻る。
Google Nest Hubも時計をメインに表示することは可能だが、画面サイズが7型と大きく、置き時計としてはやや大きすぎる。その点、本製品は文字通りの目覚まし時計サイズなので、設置も手軽だ。音声でのコントロールも可能な、高機能な置き時計と考えるとしっくりくる。
ライバル機と差を感じる部分も
基本的な操作方法はGoogle Nest Hubと同じで、画面を上から下にスワイプするとアラームやルーティン、ライトなどのショートカットを並べた「ユーティリティトレイ」が、下から上にスワイプすると画面の明るさや音量、マイクのオン/オフなどを切り替える「クイック設定」画面が表示される。
これらは本製品の画面サイズに合わせて再デザインされているためか、見た目こそGoogle Nest Hubとはかなり違うが、画面を左から右にスワイプし続けてホーム画面に戻る操作も含めて操作方法は同一なので、将来的に同じGoogle Assistant系列のスマートディスプレイに買い換えた場合も安心だ。
ただし、省かれている機能もなくはない。例えば、呼びかけた音声コマンドをテキストに変換して画面に表示する機能は、本製品には搭載されていない。
この機能は、音声コマンドが正しく認識されているかを把握するのに便利だったのだが、本製品では利用できないようだ(正確には、マイクの音を色の付いた4つの棒グラフでアニメーション表示する機能はある)。同様の機能がないEcho Show 5との差別化ポイントだっただけに、やや残念だ。
次のページでは、本製品ならではの特徴的な利用方法を見ていこう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.